2016年11月25日、サノフィ株式会社は米国食品医薬品局から血糖コントロールが不十分な成人2型糖尿病患者の治療薬として、「Soliqua 100/33」が承認を得たことを発表しました。
日本国内においてはまだ承認されていません。
2つの薬剤を配合
この薬剤は注射用の処方薬。「リキシセナチド」という薬剤と「インスリン グラルギン」という薬剤の2つが配合されています。これらの薬剤を単体で使うだけでは血糖をコントロールすることが難しい成人2型糖尿病患者にこの薬剤を投与し運動療法や食事療法をプラスすると血糖値のコントロールがしやすくなると考えられます。
現在、「Soliqua 100/33」と追加インスリンの併用は検討されておらず、18歳未満の2型糖尿病患者においてはこの薬剤の安全性は明らかになっていません。
1型糖尿病患者や糖尿病性ケトアシドーシス患者、胃内容物排出遅延の症状がある患者はこの薬剤を使用することはできません。
血糖コントロールができる患者が増えるように
基礎インスリンでは血糖コントロールが難しい736人の成人2型糖尿病患者を対象にした臨床試験を実施。1日1回「Soliqua 100/33」を投与する群と「ランタス」を投与する群に分け経過を観察したところ、30週の時点でHbA1cが7%未満になった患者が「Soliqua 100/33」群で55%、「ランタス」群で30%となりました。
基礎インスリンを毎日投与していても血糖コントロールがうまくいかない患者はかなりの数に上ります。この薬剤が米国で認可されたことによってこれまで以上に米国の成人2型糖尿病患者が血糖コントロールの目標値をクリアできるようになるでしょう。

サノフィ株式会社 プレスリリース(日経プレスリリース)
http://release.nikkei.co.jp/