糖尿病は日々の管理が重要な疾患であり、血糖コントロールはもちろん、合併症を防ぐため全身の健康にも十分留意しておくことが大切です。とくに、1型糖尿病でも、2型糖尿病でもそうですが、糖尿病患者の場合、足に問題を抱える人は少なくなく、足病変に対する知識をもってケアを行うことが必要です。
靴下でスマートに日々の健康を管理!
糖尿病によって足の潰瘍や壊疽を生じる人も、近年増加しており、重症化すると下肢を切断しなければならなくなります。この足病変に対しては、早期の異常発見と適切な診断・治療で重症化を防いでいくことは可能なのですが、意識してケアする患者さんは少ないほか、専門に診てくれる外来も日本では非常に限られているといった問題があります。
これに対し、足病変の治療を行う専門の科が早くから設けられている米国では、新たな動きもみられてきています。なかでも今最も注目されているのは、糖尿病の健康チェックサービスを展開するSiren Careによって開発された「Siren Smart Socks」です。この製品は9月末に発表されたもので、現在事前予約を受け付けている段階にあります。
この「Siren Smart Socks」は、名前の通りスマートな“靴下”で、通常の靴下と同様に履いておきさえすれば、生地に織り込まれているセンサーが糖尿病患者の炎症や障害をリアルタイムで検知、健康状態として問題がないかチェックして知らせてくれるものとなっています。
生活シーンに自然と溶け込みストレスとも無縁!常に健康を見守ってくれる!
足に異常が生じると、その皮膚表面における温度が上昇します。この「Siren Smart Socks」は、内蔵された6つの温度センサーにより、この微細な温度変化を身につけていれば、24時間365日、常にチェック、異常な変化を検出すると、連動するスマートフォンアプリに警告情報を送信します。
すぐに対処すべき異常がみられた場合には、アラームでアクションが促されるため、それに従って医療機関に相談することが可能です。またアプリから得られる警告情報では、考えられるリスクや、視覚的に確認すべきポイントも示されるので、早期発見が実現されやすくなるでしょう。
足病変や足の異常を検知するツールはこれまでにもありましたが、24時間密着させて付けておくわけにはいかなかったり、異常かどうかの判断が難しかったりと、毎日患者自身が使うには、どうしても実用的でない面がありました。
しかし、この「Siren Smart Socks」であれば、靴下として自然に馴染むため、センサーを付けているという感覚なく使え、常に状態をチェック、管理することができます。検出データは、すぐにアプリへと送信され、クラウドにも保存されるため、自己管理においても、医師に相談する際にも、大いに役立つでしょう。通常の靴下と同じように洗濯機で洗うこともでき、丈夫で清潔に使っていくことができるともされています。
来春にも実際に発売されるとのことで、週の各曜日用と7足ワンセットで提供されるそうです。患者における毎日の健康管理をサポートするスマートツールとして、より身近で手に入りやすいものとなっていくことを期待したいですね。
(画像はプレスリリースより)

Siren Care 公式ブログ発表記事(プレスリリース)
https://siren.care/「Siren Smart Socks」について
https://siren.care/how-it-works/