1型糖尿病患者やその家族らを支援するとともに、1型糖尿病の根絶を目指した調査研究の支援、疾患に対する普及啓発活動などを進めている認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワークは15日、平成28年度の「カーボカウント&先進デバイス活用セミナー」開催について、最新情報を発表しました。大阪で開く第1回への参加者募集も開始されています。
炭水化物量に注目する「カーボカウント」を知る
食後の血糖値は摂取する炭水化物の量によって大きく左右されます。日本ではあまり普及していませんが、この炭水化物量に注目したインスリン量の調整法で、欧米ではその有用性が実証され、一般的となっているものに、1型糖尿病患者のための「カーボカウント」があります。
日本の食生活は、もともと欧米に比べ、全体における炭水化物が占める量が多い傾向にありますから、この「カーボカウント」をうまく用いれば、効果的なインスリン調節が実現されやすい可能性があり、近年、その重要性が認識されるようになりました。
セミナーでは、この「カーボカウント」を中心にレクチャーが行われます。1型糖尿病を患う患者さん本人や家族の方はもちろん、医師、看護師、栄養士、薬剤師など医療関係者を含め、関心のある人であれば誰でも参加できるセミナーです。
先進デバイスを使った最新治療も学ぼう!まず大阪、その後東京で2回、福岡で1回開催
セミナーでは、まず「カーボカウント」の基礎を学び、その後昼食を兼ねた「カーボカウント」の実践と演習が行われます。実際に体感して学ぶことができる貴重な機会となるでしょう。
さらにセミナーでは、昨年から現在の血糖値をつねに患者本人が自分でチェックできる「パーソナルCGM(持続的血糖値モニター)」が保険適用となったことを受け、その活用法についても学ぶ機会を設けています。ここではあわせてインスリンポンプなども取りあげるとされており、先進デバイスを活用した治療法について知ることができます。
第1回のセミナーは2016年10月16日10:30~16:30(開場は10:00)、大阪市阿倍野区旭町にある、大阪市立大学医学部学舎6階中講義室で開かれます。講師は、大阪市立大学大学院医学研究科発達小児医学講師の川村智行氏で、定員は申し込み先着順の120人となります。
現在、この第1回大阪開催分について、申し込み受付がスタートしており、オンライン上の専用フォームから申し込めるほか、FAXや郵送でも受け付けています。なお、セミナーはこの後、第2回が11月27日に東京で、第3回が12月3日に同じく東京で、第4回を12月17日に福岡で開催することも決定されています。
参加費は、患者・家族の場合、日本IDDMネットワーク会員は2,000円、非会員は3,000円で、患者・家族以外は同ネットワーク会員5,000円、非会員6,000円となります。参加費には、カーボカウント実践のための昼食代および資料代も含まれ、さらに参加費から500円は、1型糖尿病の根治を目指す研究基金として、その研究費助成に活用するとされています。
詳細は案内ページやチラシでご確認ください。

認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク 「カーボカウント&先進デバイス活用セミナー」について
http://japan-iddm.net/seminar/ciseminar/