糖尿病ニュース
2026年08月13日(木)
 糖尿病ニュース

激しい運動よりゆるやかな運動を無理なく続けよう!

話題・時事ネタ
地域情報
調査・アンケート
商品情報
セミナー・イベント
新着ニュース30件






























激しい運動よりゆるやかな運動を無理なく続けよう!

このエントリーをはてなブックマークに追加
糖尿病の多くを占める2型糖尿病の場合、その予防や初期治療では、運動療法や食事療法といった生活習慣の改善が重要になります。とくに適切な運動を継続することは、合併症の予防のためにも大切なことですが、急に激しい運動を始めるのは辛く、続けることも難しいものですよね。実はそうした激しい運動よりも、手軽に行えるウォーキングなどのゆるやかな運動のほうが、血糖コントロールにも効果的であることが、最新の研究で明らかになっています。

日々の“やや活発”な生活こそ効果的!
これは、米国のデューク大学医療センターが実施した研究によって明らかとなったもので、その成果は現地時間の18日に同センターから公表されたほか、欧州糖尿病学会の発行する学術誌「Diabetologia」にも掲載されました。

研究チームは、まず空腹時血糖値が高く、糖尿病を発症する危険性が高い糖尿病前症とされた、喫煙習慣はない45歳~75歳の男女150人を対象とし、彼らを4つのグループへランダムに分け、それぞれに指定した運動を6カ月間継続してもらいました。

1つ目のグループには、6カ月間で7%の体重減少を達成することを目指す糖尿病予防プログラム(DPP)に取り組んでもらうこととし、週に7.5マイル(約13.7キロ)を歩く、やや活発なウォーキング運動と、脂肪やカロリーの摂取を控えめにする食事療法を続けてもらっています。

一方、2つ目のグループには、より速いペースできつめのウォーキングを週7.5マイル、3つ目のグループでは同じく速いペースでのウォーキングで週11.5マイル(約21.3キロ)を歩いてもらい、最後の4つ目のグループには週に11.5マイルを走るジョギングを行ってもらったそうです。

運動
慣れてきてから徐々に強度を上げればより効果的
研究チームは、こうした条件で6カ月を送ったそれぞれのグループの参加者にブドウ糖負荷試験を行い、血糖値の測定を行いました。すると、やや活発なウォーキングと食事療法を行った1つ目のグループで、空腹時血糖値が9%低下し、耐糖能が改善、最も高い効果が得られていることを確認できたといいます。

より速いペースで集中的に運動した2つ目のグループは、空腹時血糖値で5%の改善、さらに長距離を歩いた3つ目のグループも7%の改善で、1つ目のグループよりも効果としては小さくなっています。意外なことに、一番効果が薄かったのは、ジョギングを行った4つ目のグループで、空腹時血糖値の改善は2%にとどまりました。

この結果から、日常よりもやや活発な程度のウォーキングといった運動をゆるやかに長く行う方が、より強度な運動を短時間で集中的に行うよりも、血糖値の上昇を抑える効果が高いことが分かり、とくに食事療法をあわせて実施すると、優れた効果が得られることが分かりました。

研究を主導したひとりであるWilliam Kraus博士は、糖尿病の治療や予防を難しく考える必要はなく、日々の生活にウォーキングなどのゆるやかな運動を行う時間を少し加えること、そして脂肪の多い食品を避け、摂取カロリーも少し減らすこと、これだけのことを日々続ければ、確実に身体は変化していくのですと説明しています。

また、身体が慣れてくれば、運動の強度を少しずつ上げるなどするとより効果も高まり、コントロール目標も上げて前向きに取り組んでいくことができるでしょう、ともアドバイスしています。

急に激しい運動を行うことは、かえって身体に負担をかけ、危険も伴うものとなりますから、やはり日々のちょっとした努力と工夫を継続することが、何より大切なようですね。


外部リンク

Duke Medicine ニュース 発表文書
http://corporate.dukemedicine.org/news_and_publications

Diabetologia : Effects of exercise training alone vs a combined exercise and nutritional lifestyle intervention on glucose homeostasis in prediabetic individuals: a randomised controlled trial
http://link.springer.com/article/10.1007/s00125

Amazon.co.jp : 運動 に関連する商品
  • 【承認不要】志木市のむかしから今にいたるまでのことを知るなら郷土資料館(8月31日)
  • 細胞の抗ストレス機能を利用した2型糖尿病治療薬の可能性を示唆(12月25日)
  • 甘いのに低GI しかも完全オーガニックな食品が発売(12月24日)
  • 患者自身の脂肪細胞を使う遺伝子治療 糖尿病への応用に期待(12月23日)
  • 抗ストレス化合物に肥満や糖尿病軽減効果を確認 ドイツ(12月18日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->