飽和脂肪酸が多く、様々な疾病との関連性があるとされてきたバターが、心臓病や脳卒中とは関連性が無いことが米国マサチューセッツ州タフツ大学フリードマン校 栄養科学政策学部長のダリッシュ・モザファリアン氏の調査により明らかになりました。
バターの消費量が増減しても健康への大きな影響は見られないということです。
バターの消費量、平均は大さじ3分の1程度
モザファリアン氏は15カ国以上の63万6,000人を調査しました。その間に2万8,271人が死亡しました。その中で9,783例は心臓病と診断され、2万3,954例は2型糖尿病と診断されています。研究対象の人々による毎日のバターの消費量は、平均で大さじ3分の1程度でした。
今回の調査ではバターを毎日摂取すると、2型糖尿病リスクが4%も減少するという結果になりました。バター摂取と心臓病との関連性は全く見られなかったとのことです。
バターを毎日摂取する人は死亡率も上がる
一方、今回の調査で毎日バターをテーブルスプーン1杯摂取する人は、死亡率が1%高かったということも判明。これについて研究者は「バターを人より多く摂取する人は食生活や生活習慣も良くなかった」と語り、バター自体が悪者ではないとしています。
バターの摂取が糖尿病のリスクを下げたということについては引き続き研究が必要となりますが、バター摂取の有無にかかわらず生活習慣病の予防に大事なのはやはり普段の食生活や生活習慣だということですね。
(画像はイメージです)

タフツ大学 公式サイト
https://www.tufts.edu/