フィンランドのタンペレ大学とスウェーデンにあるカロリンスカ研究所の研究チームは、1型糖尿病のマウスモデルで、ウイルス誘発性糖尿病がエンテロウイルスワクチンにより予防できる可能性を示唆しました。
エンテロウイルスに着目
1型糖尿病は世界中で増加しており、スウェーデンでは200人のうち1人がこの疾患に苦しんでいます。しかし現在のところその病気の正確な原因は分かっていません。
タンペレ大学とカロリンスカ研究所の研究者たちは、この疾患の潜在的原因とされているエンテロウイルスに着目、1型糖尿病におけるウイルスの関与を明らかにしました。
今後はヒトへの応用を視野に
マウスによる実験の結果、研究者はエンテロウイルスにより誘発される糖尿病の予防に成功しました。また他の感染の兆候からも保護され、動物自身にも悪影響を及ぼさなかったといいます。
ワクチンがウイルス誘発性糖尿病を完全に防御する可能性を示すこれらのエキサイティングな結果は、ヒトの1型糖尿病におけるエンテロウイルスの役割を解明する可能性を示していると研究者は話します。
現在タンペレ大学では、この研究の成果となった単一のウイルスワクチンよりも、もっと多くのウイルスを標的とするワクチンの開発を進めています。
これらのワクチンはすべて1型糖尿病に関与しており、ヒトにおける臨床的確立の前段階としての概念実証研究のための機会を提供しています。
(画像はタンペレ大学のホームページより)

タンペレ大学のプレスリリース
https://www.uta.fi/en/news/タンペレ大学(英語)
http://www.uta.fi/en