糖尿病ニュース
2026年07月14日(火)
 糖尿病ニュース

糖尿病の慢性創傷に経口薬から作られた塗布剤が有効

話題・時事ネタ
地域情報
調査・アンケート
商品情報
セミナー・イベント
新着ニュース30件






























糖尿病の慢性創傷に経口薬から作られた塗布剤が有効

このエントリーをはてなブックマークに追加
ジョンズ・ホプキンス・メディスンの科学者たちは、体内の炎症作用を抑えるために一般的に用いられている経口血圧剤を用いて局所ゲルを作りだしました。この塗布剤は糖尿病患者や高齢者が苦しんでいる慢性創傷の治癒に効果があり、今回その研究成果を公開しました。

ジョンズ・ホプキンス・メディスン
抗炎症作用を持つ経口薬を塗布剤に流用
慢性創傷はすぐに治癒することがない皮膚損傷の1つで、その損傷により感染や組織破壊のリスクが高くなることで知られています。米国では病院への訪問理由として常にあげられており、2008年には1億回以上にも達しています。

ジョンズ・ホプキンス大学医学部准教授で医師のPeter Abadir氏は、長年使用されてきた高血圧治療薬である炎症遮断薬ロサルタンとバルサルタンに着目、経口薬からゲル製剤を作成しラットや豚など動物による実験を行いました。

ロサルタン剤で一定の効果が
実験は、3つの異なる治癒段階にある群と1つの対照群を比較することで行われました。

炎症期である創傷罹患から3日目までを第1群、組織の治癒段階にある罹患から7日目を第2群、創傷罹患した日を対象とした第3群、その他に標準治療やプラセボを与えられた群を第4群とし、ロサルタンを用いたゲル剤を局所的に塗布しました。

その結果、第2群であるマウスが最も創傷治癒率が高かったといいます。

バルサルタン剤はより優れた効果も
さらに正常組織の再増殖による創傷治癒段階にある若い糖尿病マウスと老齢マウスに、異なる濃度のロサルタン製剤とバルサルタン製剤を与え比較が行われました。

その結果1%バルサルタン剤が他の薬剤と比較して最も大きな効果を与え、10%のロサルタンがその毒性に起因する最悪の治癒結果をもたらしました。

ヒトの皮膚と類似した特性を持つ豚による実験では、プラセボ群の豚を比較してバルサルタン1%を投与された豚の皮膚の傷は、より迅速に治癒。

12傷すべてが50日までに塞がったと研究者は話します。さらに治療開始当初は血液中にみられたバルサルタンは治療後期には検出されなかったといいます。

研究チームは今後ヒトへの臨床検査を予定しており、米国食品医薬品局(FDA)が薬品を認可できるように着実にステップを踏んでいます。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ジョンズ・ホプキンス・メディスンのプレスリリース
https://www.hopkinsmedicine.org/news/

ジョンズ・ホプキンス・メディスン
https://www.hopkinsmedicine.org


Amazon.co.jp : ジョンズ・ホプキンス・メディスン に関連する商品
  • 【承認不要】志木市のむかしから今にいたるまでのことを知るなら郷土資料館(8月31日)
  • 細胞の抗ストレス機能を利用した2型糖尿病治療薬の可能性を示唆(12月25日)
  • 甘いのに低GI しかも完全オーガニックな食品が発売(12月24日)
  • 患者自身の脂肪細胞を使う遺伝子治療 糖尿病への応用に期待(12月23日)
  • 抗ストレス化合物に肥満や糖尿病軽減効果を確認 ドイツ(12月18日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->