カナダケベック州のマギル大学保健センターの研究者らは、妊娠糖尿病と高血圧の両方を有する女性はその後の疾病リスクを高めるだけでなく父親にもその危険が及ぶことを示唆しました。
妊娠後の疾病リスクが激増する要因に
これまでの研究でも、妊娠糖尿病や妊娠時に高血圧になる女性は2年後に糖尿病、高血圧、心臓病を罹患する可能性があることが示されていました。
マギル大学の研究チームによる今回の研究結果は、妊娠糖尿病と高血圧症状の両方がある場合には妊娠後の危険性が劇的に高くなることを示しています。また母親のリスクに留まらず、母親が妊娠している時には父親のリスクも上昇するといいます。
両方を有する場合の将来リスクは37倍にも
研究チームは、妊娠中に高血圧も妊娠糖尿病にもならなかった女性と、どちらか一方になった女性、妊娠糖尿病と高血圧になった女性の3つのグループに分け、調査を行いました。
その結果、糖尿病・高血圧どちらの症状があっても将来、女性の糖尿病のリスクは15倍に上昇しました。さらにその両方を有する場合は37倍にもなったと報告しています。
また後に高血圧を発症するリスクも同様の傾向がありました。
潜在的な長期リスクへの意識付けになって欲しいと
今回の研究では、父親のリスクにも焦点をあてています。研究者らは、母親である女性の妊娠状態が父親である男性の疾病の予測的効果を有するかどうかについても調べました。
調査の結果、父親の健康リスクも増加していることを発見したと研究者は話します。
母親のパートナーが健康リスクを分かち合っているという事実は、健康的な生活を送るための変化に必要な刺激となる可能性を高めるために重要な発見です。
研究者は、今回の発見が妊娠糖尿病に関連する潜在的な長期リスクについての意識を高めることを望んでいます。
(画像はプレスリリースより)

マギル大学のプレスリリース
https://muhc.ca/newsroom/マギル大学保健センター
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