人間が生きていく上で睡眠は非常に重要なものであり、良質な睡眠は健康の基礎となります。そのことを新たな角度から立証する研究成果が、東京西川(西川産業株式会社)の研究機関である日本睡眠科学研究所と、同志社大学大学院生命医科学研究科/アンチエイジングリサーチセンターの米井嘉一教授との共同研究として発表されました。
質のよい睡眠で糖代謝が改善!
西川産業株式会社から16日に発表されたところによると、この共同研究では、東京西川の4層特殊立体構造マットレスを用いることで得られる睡眠の質の改善と、そこからもたらされる作用に関する評価・検討がなされました。
被験者は軽度の睡眠障害を自覚している男女11人で、平均年齢は49.8歳、東京西川の4層特殊立体構造マットレスである「&Free SAマットレス」を4週間使用してもらい、使用開始前と使用後には各種のデータを取得することを目的とした検査を受けてもらっています。
その結果、HbA1c値は、使用前に平均5.31%であったところ、使用4週間後には5.19%となり、2.3ポイントの低下が確認されました。睡眠の質が高まることで糖代謝が改善され、糖化ストレスが減少、HbA1c値の有意な低下につながったとみられています。
食事を摂取するなどして取り込まれたうちの余分な糖質は、体内の脂肪やたんぱく質と結合し、「AGEs」と呼ばれる物質に変化して、生体のさまざまな組織・器官へと悪影響を及ぼすことが知られています。これを糖化ストレスといいますが、この反応が糖尿病をはじめ、脳梗塞や骨粗鬆症などを招くとされるため、マットレスを用いたことによる糖化ストレスの減少で、糖尿病などを予防できる可能性が示唆されました。
心身ストレスの軽減や成長ホルモン分泌増にも
また、日中に受けた心理的なストレスや社会的ストレスの大きさを反映するストレス関連ホルモンのコルチゾールについて調べると、使用前に9.75だった値が、マットレスの使用4週間後には8.22にまで低下、15.7%の減少となり有意に低下することが判明しました。
心身ストレスを軽減するリラックス効果が得られていることが分かります。高いストレス状態にあると、身体も高覚醒状態が持され、不眠や睡眠の質低下につながるといわれており、血中コルチゾールの低下は、睡眠の質改善がもたらされていることを示していると考えられています。
さらに“若返りのホルモン”ともされる睡眠関連ホルモンの成長ホルモンは、加齢とともに減少してしまいますが、そのセカンドメッセンジャーであるIGF-1の血中濃度を調べたところ、マットレス使用前は136.5であったものが、使用4週間後には145.8にまで上昇、増加傾向にあることも分かりました。
成長ホルモンは、入眠後2時間前後で分泌されますが、そのセカンドメッセンジャーであるIGF-1が増加していたことから、成長ホルモンの分泌量も増加したと考えられ、アンチエイジング効果が期待される結果になっています。
睡眠障害を評価する「ピッツバーグ睡眠質問票」を用いたテストでも、被験者の自覚として睡眠の質、入眠時間、睡眠時間、睡眠困難、日中覚醒困難といった点が、使用によって総合的に改善されていました。
睡眠の質が低下すると、高血圧や肥満、糖尿病の発症リスクが高まるほか、これら病態の進展にも深く関与することが分かってきており、良質な睡眠の重要性は注目を集めるところとなっています。
今回の共同研究による検証で、マットレスと睡眠の質との間にある関連性の強さがあらためて浮き彫りとなり、糖尿病予防にもつながることが示唆されました。西川産業と米井教授は、昨年にも4層特殊立体構造マットレスを用いたアンチエイジング効果の検証を行っていますが、引き続き睡眠の研究を進め、その効果を明らかにしていきたいともしています。
(画像はプレスリリースより)

西川産業株式会社 プレスリリース
http://www.nishikawasangyo.co.jp/