ベルギーのブリュッセル自由大学(以下 ULB)は、遺伝子の突然変異が引き起こす新しいタイプの糖尿病を特定したと10月12日発表しました。
遺伝子RFX6に起因する新しいタイプの糖尿病
ULBが、英国エクセター大学や京都大学を含む複数の大学、研究機関と共同でその疾患メカニズムを同定したのは、遺伝子RFX6の突然変異によって引き起こされる新しいタイプの糖尿病。
RFX6が突然変異を起こした人は、20歳以前の早期から50歳までに80%の人が糖尿病を発症する可能性が高いとみられています。
また両親から子どもに受け継がれ、同家族の多くの世代に影響を与える可能性があるといいます。
パーソナライズされた治療のために糖尿病態の特定を
このタイプの糖尿病は、膵臓のインスリン分泌を低下させるため、RFX6糖尿病はインスリンによる治療が必要です。
糖尿病研究を行うULGセンターとエラスムス病院の教授であるMiriam Cnop博士はこれらの患者において、インスリン分泌を刺激するGIPというホルモンの産生が減少していることを明らかにしました。
GIPは食事後に腸で産生されるインスリン分泌のための重要な調節因子です。
RFX6糖尿病は、GIPホルモンの産生に関連していることが確認された最初の糖尿病です。今回発見された疾患のメカニズムは、GIPホルモンに構造が似ている薬が治療の新しい選択肢になることを示唆しています。
研究チームは、患者個人に合った治療を提供するために、今後糖尿病とその形態を特定する必要があることを強調しています。
(画像はブリュッセル自由大学のホームページより)

ブリュッセル自由大学のプレスリリース(Science Daily)
https://www.sciencedaily.com/releases/ブリュッセル自由大学
http://www.ulb.ac.be/ulb/presentation/uk.html