カリフォルニア大学リバーサイド校の研究チームは、近年人気が高まっている大豆油について調査を行い、遺伝子組み換え(GM)大豆油は従来の大豆油と比べてインスリン抵抗性は低いものの、糖尿病と肝臓機能には有害であるとの研究成果を発表しました。
GM大豆油と従来の大豆油、ココナッツオイルなどを比較
この研究成果は10月2日に学術誌Nature Scientific Reportsに掲載されました。
研究対象であるGM大豆油には、2014年にデュポン社から発売されたPlenish(R)を用いており、従来の大豆油とPlenishオイルを比較した最初の研究となりました。
従来の大豆油とPlenishオイル、ココナッツオイルの比較では、すべての油で肝臓と血液中のコレステロール値を上昇し、大豆油がコレステロール値を下げるという一般的な神話を退けることに成功したと研究プロジェクトを率いるSladek細胞生物学教授は話します。
GM大豆油は効果もあるが
またPlenishオイルには、オリーブオイルと同様に血圧を下げて減量を助けると考えられている高オレイン酸を含んでおり、マウスを用いた実験では両者は同じ効果をもたらすということも分かりました。
これは、ココナッツオイルと比較すれば肥満に対する効果としては劣るものの、従来の大豆油よりは勝ることを示しています。
しかしオリーブオイルに似た脂肪酸組成を持つPlenishオイルは、オリーブオイル同様、肝臓肥大などの肝機能不全を引き起こすといいます。
1つのオイルに依存しないことが最善
研究者たちは、ココナッツオイルの心血管作用については調べていないとしながら、ココナッツオイルは従来の大豆油やPlenishオイルほどコレステロール値を上昇させないといいます。また従来の大豆油は可能な限り避けることを推奨すると語ります。
しかし家庭に向けたメッセージとしては、1つの種類のオイルに依存しないことが最善であるとも伝えています。
(画像はプレスリリースより)

カリフォルニア大学リバーサイド校のプレスリリース
https://ucrtoday.ucr.edu/49169カリフォルニア大学リバーサイド校
http://www.ucr.edu/