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2026年07月16日(木)
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インスリン抵抗性ありの脳卒中など高リスク患者ではピオグリタゾンがより有効か

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インスリン抵抗性ありの脳卒中など高リスク患者ではピオグリタゾンがより有効か

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虚血性脳卒中または一過性脳虚血発作の既往があり、インスリン抵抗性をもつ、再発性脳卒中や心筋梗塞の発現リスクが高いとされる患者では、チアゾリジン系の経口血糖降下薬であるピオグリタゾンの効果が、リスクの低い患者に比べ、より多く得られる可能性があることが最新の研究で判明しました。

二重盲検プラセボ対照試験の二次解析結果として公開
この研究は、Walter N. Kerman氏らのグループによってなされたもので、その成果をまとめた論文が「JAMA Neurology」オンライン版に9月18日付で記載されています。

研究グループでは、虚血性脳卒中または一過性脳虚血発作で入院してから180日以内で、インスリン抵抗性をもつが、1型または2型糖尿病の発症確定診断は受けていない患者を、2005年~2013年に7カ国179施設で登録、3,876人を対象として、ピオグリタゾンの効果を検証する二重盲検プラセボ対照試験を実施しました。

3,896人のうち、1,338人が女性、2,538人が男性で、平均年齢は63歳でした。この被験者らは、ピオグリタゾンの投与を受ける群とプラセボ投与を受ける群にランダムで割り付けられ、平均4.1年間の追跡調査を受けています。

ピオグリタゾン
再発予防効果は高リスク患者の方が高い結果に
今回はこの試験の二次解析として、被験者をベースライン時の臨床的特徴から、Cox比例ハザード回帰モデルにより、5年以内の再発性脳卒中や心筋梗塞の発現リスクが高い群と低い群に分類、ピオグリタゾンの再発予防効果について比較検討を行ったそうです。

すると、ベースラインリスクの低い患者のピオグリタゾン投与群では、5年間における再発性脳卒中または心筋梗塞の発現リスクが6.0%であったのに対し、プラセボ投与群では7.9%となり、両群間の絶対リスク差は-1.9%でした。

一方、ベースラインリスクの高い患者では、ピオグリタゾン投与群のリスクが14.7%、プラセボ投与群のリスクが19.6%となり、両群間の絶対リスク差は-4.9%と、リスクの低い患者よりも有意に大きな差となって現れました。

ただし中央値リスク以下の患者では、ハザード比でリスクの高低による差はみられず、ほぼ同様の値となったほか、ピオグリタゾン投与群では、ベースラインリスクの高い患者において体重減少を導いたものの、骨折リスクを高める結果ともなったことが報告されています。

これらの結果から研究グループでは、虚血性脳卒中または一過性脳虚血発作の発現があり、インスリン抵抗性を有していて、その後の再発性脳卒中や心筋梗塞のリスクが高い患者では、ピオグリタゾン投与により、リスクが低い患者よりも絶対効果として大きなメリットを得る可能性があるとしました。なお、骨折リスクは高まったため、その点に注意が必要であることも書き添えています。

(画像は写真素材 足成より)


外部リンク

JAMA Neurology : Targeting Pioglitazone Hydrochloride Therapy After Stroke or Transient Ischemic Attack According to Pretreatment Risk for Stroke or Myocardial Infarction
http://jamanetwork.com/


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