オーストラリアのモナシュ大学は、セントラルクリニカルスクール糖尿病学科のJennifer Wilkinson-Berka教授が率いる研究チームが、未熟児網膜症の治療に関する新たな研究成果を公開、この成果は同時に糖尿病性網膜症にも適応可能であるとの発表を行いました。
未熟児網膜症の治療法を研究
Wilkinson-Berka教授らの研究チームは未熟児網膜症の治療法を研究、網膜の疾患と戦う白血球である調節性T細胞(Tregs)が存在することを初めて発見しました。
未熟児網膜症は世界中の子供の視力喪失や失明の主原因となっており、現在のところその治療法は新生児の時に行われるレーザー手術が主流となっています。
しかしこの治療法は健康な細胞にも損傷を与えることが問題となっていました。
これまで目の組織にはTregsはいないと思われていたとWilkinson-Berka教授は話します。
研究者たちは動物モデルを用いて仮説を検証。網膜の損傷した血管を修復できるかを調べるためにこの細胞を増やしたところ未熟児網膜症は有意に減少しました。
成果は糖尿病性網膜症の改善にも
Wilkinson-Berka教授は、この研究成果は糖尿病性網膜症を患う人々の症状を改善するために役立つ可能性があるといいます。
研究チームは、10月よりRoyal Victorian Eye and Ear病院とCentre for Eye Research Australia (CERA) でLim准教授とWickremasinghe博士と共同による糖尿病性網膜症患者への臨床研究を行う予定です。
Wilkinson-Berka教授は、この治療法は治癒的ではないが、改善することができる。また研究チームで調査している治療法の1つはとても安全な治療法であると期待をよせています。
(画像はプレスリリースより)

モナシュ大学のプレスリリース
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