スウェーデンのチャルマース工科大学の研究チームは、血液中の栄養バイオマーカーが含まれる代謝フィンガープリントと、それを提供した被験者と関連付けることに成功したと発表。この方法により食事が高齢女性の2型糖尿病リスクの協力な予測因子の1つであることが判明しました。
栄養バイオマーカーで分かった高齢女性の2型糖尿病リスク
この成果は、臨床栄養学の主要研究ジャーナルである「American Journal of Clinical Nutrition」に掲載されました。
その成果とは、いくつかの栄養バイオマーカーはその提供者と関連付けができ、被験者から食事に関する追加情報を待たずに様々な結論を下すことができるという先駆的な手法です。
この研究は、開始時に64歳で糖尿病と診断されたヨーテボリの女性600人を5年半後に追跡調査することで行われました。
結果によると、魚や全粒粉、植物油、ビタミンEを摂取していた人は2型糖尿病に対し防御的であることが分かりました。反面、赤身肉や飽和脂肪の摂取は糖尿病リスクを増加させていました。
不正確で煩雑な被験者の記憶による食事情報が不要に
栄養バイオマーカーによる新しい手法は、主要な食事の成分による将来の2型糖尿病の発症リスクに及ぼす影響を客観的に判断することが可能です。
さらに2型糖尿病の有無に関わらず、被験者の食事パターンの違いを見つけることもできます。
この手法は、被験者から不正確で煩雑になりがちな記憶による食事情報を収集せずにすむ点が重要であるとチャルマース工科大学のAlastair Ross准教授は話します。
ダイエットはしばしば2型糖尿病予防のための手段として議論されていますが、Ross准教授は、この新しい手法により食事の測定方法が改善されることで、食事パターンがどのように病気に関連するかをより詳細に理解するに役立つといいます。
また、健康を改善する食事指導のための強力なガイドライン作りを支援するだろうとも話しています。
(画像はプレスリリースより)

チャルマース工科大学のプレスリリース
http://www.chalmers.se/en/news/チャルマース工科大学
http://www.chalmers.se/en/Pages/default.aspx