スウェーデンにあるウメオ大学の研究者は、糖尿病を発症した時に膵臓で起こる変化情報が得られる生化学的なプロフィール、指紋を発見したと学術誌Scientific Reportsに発表しました。
生化学的な「指紋」を発見
研究者チームが発表したのは、分子分光法に基づく疾患の進行に関する情報を含む生化学的プロフィール。指紋のように個々の状態を特定することができます。
この方法は試料に損傷を与えたり、抗体標識などの外部マーカーを使用したりすることなく顕微鏡検査の設定で使うことができ、特定の組織のどこでどのような変化が起きているのかを知ることができます。そのためデリケートな生物学的試料を扱う研究に適しているといいます。
これまで困難だった生体内の情報を得ることができる
また膵臓などの器官の組織を採取しなくても器官の外側からマウスやヒトの膵臓を分析することができるため、糖尿病の発症と進行、より良い予後診断ツールの開発につながると研究者は話します。
さらにこれまで困難だった、移植実験における膵臓組織が生体内で研究できることも実証しています。
分子医学の教授Ulf Ahlgrenは、抗糖尿病薬の開発やインスリン産生細胞の生化学的組成と機能を治療できると話し、今後膵臓組織の研究が促進されると期待を寄せています。
(画像はプレスリリースより)

ウメオ大学のプレスリリース
http://www.umu.se/english/news/ウメオ大学
http://www.umu.se/english/