ウィスコンシン大学マディソン校の研究者らは、インスリンの供給源であるベータ細胞の量と活性度を測る新たな測定値を開発しました。
ベータ細胞の量だけでなく機能も測定
学術誌「Diabetes」の8月版に掲載されたのは、血糖を調節するホルモンであるインスリンの供給源となるベータ細胞の量と活性に関する新たな測定値。
放射線科の准教授Weibo Cai氏らの研究チームが開発しました。これまでのベータ細胞の量を測定する方法とは異なり、ベータ細胞がどのくらい積極的にインスリンを産生しているかを測定できるとしています。
今後は薬の開発や治療に向けた研究を予定
この測定ではCai准教授の専門分野であり、一般的にはがんやその転移を発見するために用いられるPETスキャンや陽電子放射断層撮影法を用います。
この方法は、ベータ細胞の量とその機能に関する情報を得ることができるため、ベータ細胞を検出して分析する従来の手法よりも利点があると研究者は話します。
ただし糖尿病の検出のために使うことは提案しておらず、そのためには安価で信頼性も高い血糖検査の方が向いているということです。
この手法はベータ細胞を死滅させてしまう免疫攻撃を弱める薬やその他の手段の有効性を確認するために有益なのです。
研究者らは今後、米国の食品医薬品局(FDA)の承認を視野にいれ、安全性などを考慮したヒトへの試験を計画しています。
(画像はプレスリリースより)

ウィスコンシン大学マディソン校のプレスリリース
http://news.wisc.edu/ウィスコンシン大学
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