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2026年07月26日(日)
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果物の積極的摂取で糖尿病・合併症リスクが低減?!

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果物の積極的摂取で糖尿病・合併症リスクが低減?!

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日本人は果物の摂取量が相対的に少なく、健康でバランスの良い食生活の観点から、より積極的に摂取するようにすべきといわれています。しかし果物は糖度も高いため、糖尿病が気になり始めた人、糖尿病を発症している人では、摂りたいけれど我慢しているという人もあるのではないでしょうか。

中国の大規模研究で、生の果物により発症リスクが低減との報告
そうした方にとって注目の情報となる最新の研究報告が、4月11日の「PLOS MEDICINE」に掲載されました。この研究はHuaidong Du氏らのグループによるもので、生の果物の摂取と糖尿病および糖尿病合併症の発症と死亡リスクの関係性を検討したものとなっています。

研究グループでは、2004年6月~2008年7月に中国の各地域から集められた30~79歳(平均51歳)の約50万人を対象とした研究をもとに、7年間の追跡調査を実施しました。482,591人の対象者のうち、追跡期間中、新たに糖尿病と診断された人は9,504人で、1,000人年あたり2.8の割合となっています。

全体の5.9%にあたる30,300人は、ベースライン時で糖尿病を有しており、うち3,389人が亡くなっています。また大血管系疾患を発症したのは9,746例で、微小血管系疾患の発症は1,345例みられたそうです。

参加者全体のうち、新鮮な生の果物を毎日摂取していた人は18.8%で、逆にほとんど/全く摂取していない人は6.4%でした。この果物をほとんど/全く摂取していない非摂取群における内訳では、すでに糖尿病を発症した人が18.9%と、確定診断は受けていないスクリーニングチェックされた糖尿病疑いの人の6.7%、糖尿病でない人の6.0%に比べ、約3倍高くなっていました。

また、ベースライン時で糖尿病を発症していなかった人の場合、年齢や性別、居住地域、社会的地位、他の生活習慣因子、BMI指数、家族の既往歴といった結果に影響を与えうる要素を考慮したデータ補正後の解析で、果物をより多く摂取している人の方が、糖尿病発症リスクは有意に低くなることが明らかとなっています。

果物
糖尿病患者でも死亡率や合併症リスクが低下
さらに、ベースライン時で糖尿病患者であった人でも、果物の摂取が多い方が、全死因による死亡率が低くなること、また微小血管系の合併症(糖尿病性腎症や糖尿病性網膜症などの眼疾患、糖尿病性神経障害など)を発現するリスクが有意に低くなることも判明しました。

スクリーニングにより糖尿病と推定された人でも同様の結果が確認され、積極的な果物の摂取と死亡率や合併症リスクの低減には有意な関連性があることが見出されています。

毎日果物を摂取する群と、ほとんど/全く摂取しない群との5年間における絶対リスクの差は、それぞれ1.9%、1.1%、5.4%と報告されています。

研究グループでは、観察的な調査研究であることから、残存する交絡因子の影響を完全には排除できなかった点に限界があるとしつつも、大規模な疫学研究を通じ、新鮮な生の果物を積極的に摂取すると、糖尿病の発症リスクが有意に低くなり、糖尿病を患う人でも、死亡リスクや合併症の発現リスクを低減させられるとしました。

食事療法による制限がなされている患者さんでは、それにまず従う内容とすること、そして食生活全体の栄養バランスを整えることが重要ですが、糖質制限にとらわれるあまり、果物を摂取しないようにすることも、メリットをもたらすものにはならない可能性があります。果物はビタミンやミネラルも豊富ですから、賢く摂取するようにしたいですね。

(画像は写真素材 足成より)


外部リンク

PLOS MEDICINE : Fresh fruit consumption in relation to incident diabetes and diabetic vascular complications : A 7-y prospective study of 0.5 million Chinese adults
http://journals.plos.org/

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