昆布やワカメというと、カロリーが低い上に栄養も豊富、しかも手軽に食物繊維が摂れるという、糖尿病リスクを抱えている人にもおすすめの食材です。
昆布などに含まれるフコースが肥満を抑制する
焼津水産化学工業株式会社は21日、東京大学大学院農学生命科学研究科との共同研究により、昆布などの褐藻類に含まれるフコースという成分に、肥満細胞抑制効果があることが明らかになったと発表しました。
今回の研究では、マウスに高カロリー食とフコースを与えたところ、有意に体重増加が抑制されたとしています。
さらに、フコースの連続投与によって内臓脂肪量の低下も認められたとしており、これらのことから、フコースは脂質の代謝を制御して、内臓脂肪の増加を主因とする体重増加を抑制すると考えられる、と結論づけています。
研究結果を受けた新製品の発売にも期待
同社ではこの研究結果を受け、2018年3月を目途に、新しい製品の販売に取り組んでいくとしています。もしかしたら、フコースの成分を効率的に摂取できる加工食品や、サプリメントなどが登場するかもしれません。
フコースという成分自体は、ヒトの母乳にも含まれるなど、自然界でごく当たり前に存在する成分です。ただ、これまでそのフコースにどのような機能があるのか、明らかになっていませんでした。
それでも、昆布やワカメなどの海藻類は体にいいからと、日本人は古くからたくさん食べてきました。今後も、特に糖尿病リスクを抱えている人は、さらに積極的に食べていきたい食材だと考えて間違いなさそうです。
(画像はプレスリリースより)

焼津水産化学工業株式会社プレスリリース
http://www.yskf.jp/news/20170321.html