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2026年07月15日(水)
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1型糖尿病ではトリプシノーゲン値が有意に低下

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1型糖尿病ではトリプシノーゲン値が有意に低下

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1型糖尿病患者の場合、その膵臓は容積・重さとも減少し、分泌機能にも異常がみられることが知られています。また膵臓が分泌する消化液には、たんぱく質分解酵素のトリプシノーゲンというものが含まれており、この血中量が膵臓の外分泌機能をみるマーカーとなっています。

1型糖尿病患者では血清トリプシノーゲンレベルが有意に低下
このことから、Xia Li Martha Campbell-Thompson氏らの研究グループは、1型糖尿病患者においては、健常者に比べて血清トリプシノーゲンの値が低くなっているのではないかという仮説を立て、1型糖尿病の進行度をみるバイオマーカーとして有用かどうか検討する研究を行いました。その結果が、「Diabetes Care」オンライン版に1月22日付で掲載されています。

対象となったのは、すでに1型糖尿病を発症した28人と、新規に1型糖尿病となった患者72人の合計100人で、さらに1型糖尿病を発症するリスクレベルが異なる人々として、自己抗体が陽性を示す99人、自己抗体陰性の87人、自己抗体陰性で親族に1型糖尿病患者がいる91人、2型糖尿病患者である18人が含まれました。

観察の結果、血清トリプシノーゲンの値は、被験者において年齢とともに有意に増加し、新生児では平均中央値14.5ng/mLでした。これが確定1型糖尿病患者の場合、平均中央値16.7ng/mLで、自己抗体陰性の比較対照群では平均中央値25.3ng/mL、自己抗体陰性で親族に1型糖尿病患者がいる人の群では、平均中央値が29.3ng/mLに、自己抗体陽性の人では、平均中央値26.5ng/mL、2型糖尿病患者では31.5ng/mLとなっていたそうです。

1型糖尿病
内分泌と外分泌の機能障害は相互に関連
さらにこのデータを、年齢やBMI指数を考慮に入れた多変量解析にかけると、単一の自己抗体が陽性であるだけの被験者や、自己抗体が陰性である被験者(親族に1型糖尿病患者がいる場合も含む)に比べ、複数の自己抗体が陽性である人や1型糖尿病患者では、血清トリプシノーゲンが有意に減少していることが判明したとされています。

これらから研究グループでは、膵臓の内分泌機能と外分泌機能の障害は相互に関係しあうものであり、外分泌機能のマーカーであるトリプシノーゲンは、1型糖尿病の進行を予測するバイオマーカーとして利用できる可能性があるとし、その有効性を確認するためのさらなる研究を行っていくべきだとまとめました。

(画像は写真素材 足成より)


外部リンク

Diabetes Care : Serum Trypsinogen Levels in Type 1 Diabetes
http://care.diabetesjournals.org/


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