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2026年07月14日(火)
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ブロッコリースプラウトで肥満抑制&血糖値改善!

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ブロッコリースプラウトで肥満抑制&血糖値改善!

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栄養価が高く、また体内の抗酸化力を高めてがんを予防するといった効果も期待できるというブロッコリーの新芽、ブロッコリースプラウトは、昨今大手スーパーなどで比較的手軽に購入することができますが、このブロッコリースプラウトに含まれる成分が肥満を抑制したり、血糖値を改善したりする効果ももっていることが最新の動物実験結果で明らかになりました。

金沢大とカゴメの共同研究で判明
この研究は、金沢大学医薬保健研究域附属脳・肝インターフェースメディシン研究センターの太田嗣人准教授と同大学医薬保健研究域医学系の長田直人助教の研究グループ、カゴメ株式会社の共同研究として行われたもので、ブロッコリースプラウトに多く含まれる「スルフォラファン」という成分が、肥満抑制などに効果的であるとしています。

研究成果をまとめた論文は、「Diabetes」オンライン版に2月17日付で掲載されたほか、15日に金沢大学からもその内容に関する発表がなされています。

スルフォラファンは、Nrf2という細胞内の酸化・還元バランスを調節する分子を活性化し、体内に取り込まれた化学物質の解毒を図ったり、抗酸化力を高めたりしてがんを予防する効果を発揮することがこれまでの研究で分かっています。

一方、過食や肥満により、酸化・還元バランスが崩れると、さまざまな病気の発症リスクが上昇することも近年の研究で判明してきていますが、スルフォラファンが肥満などに対して効果をもつかどうかは明らかになっていませんでした。

そこで今回研究チームでは、スルフォラファンを混ぜた高脂肪の餌を与えたマウスと、スルフォラファン抜きの高脂肪餌を与えたマウスを比較・観察し、体重や内臓脂肪量、血糖値、肝臓の状態などについて調べたそうです。

ブロッコリースプラウト
エネルギー消費、腸内細菌叢の改善に効果
すると、スルフォラファンを含む高脂肪餌を食べたマウスでは、スルフォラファン抜きの高脂肪餌を食べたマウスに比べ、体重増加率が約15%抑えられ、内臓脂肪量も約20%減少していました。また脂肪肝と血糖値の上昇においても、スルフォラファンによる抑制効果が確認されています。

これをもとにさらに研究を進めたところ、スルフォラファンが、脂肪細胞のミトコンドリアにあり、エネルギーを熱に変えて放散させる脱共役タンパク質1(UCP-1)という分子を増加させ、エネルギー消費の増加と脂肪燃焼を促す脂肪細胞の褐色化を促進させていることが判明しました。

また、腸管から吸収されて生体内で炎症を引き起こす内毒素(LPS、エンドトキシン)を過剰に産生するデスルフォブリオ科の腸内細菌増殖を、スルフォラファンが抑制することも判明、これによって血液中の内毒素が減り、代謝性エンドトキシン血症を改善させることが分かりました。

代謝性エンドトキシン血症は、高脂肪食によって増加したグラム陰性細菌に由来する内毒素の体内移行で引き起こされる、脂肪組織や肝臓での慢性的な炎症で、これが全身のインスリン抵抗性に深く関わっており、糖尿病などの発症に関与していると考えられているものです。

つまり、スルフォラファンには、脂肪の褐色化を促進してエネルギー消費を増大させ、肥満を抑制する作用と、高脂肪食によって作られる肥満型の腸内細菌叢を改善し、代謝性エンドトキシン血症を抑制、糖尿病発症などのリスクを低減する作用があることが分かったのです。

研究チームではこのほか、遺伝的にNrf2を欠損したマウスで、スルフォラファンを混ぜた餌を与える実験も行っていますが、この場合では体重増加抑制や褐色脂肪化による脂肪燃焼促進といった効果はみられなかったため、スルフォラファンによる肥満抑制の標的分子として、Nrf2が重要であることもあわせて見出しています。

これらの動物実験で得られた研究成果から、研究チームは今後、臨床研究を進め、スルフォラファンの肥満予防効果をはじめ、炎症やインスリン抵抗性に対する有効性と安全性を評価していき、機能性食品としてのスルフォラファンの有用性を確固たるものにしていきたいとしています。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

金沢大学 ニュースリリース(プレスリリース)
http://www.kanazawa-u.ac.jp/

Diabetes : Glucoraphanin Ameliorates Obesity and Insulin Resistance Through Adipose Tissue Browning and Reduction of Metabolic Endotoxemia in Mice
http://diabetes.diabetesjournals.org/

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