糖尿病ニュース
2026年07月14日(火)
 糖尿病ニュース

糖尿病患者と眼疾患、結膜炎リスクは上昇か

話題・時事ネタ
地域情報
調査・アンケート
商品情報
セミナー・イベント
新着ニュース30件






























糖尿病患者と眼疾患、結膜炎リスクは上昇か

このエントリーをはてなブックマークに追加
糖尿病の場合、3大合併症に糖尿病性網膜症が挙げられることをはじめとして、眼疾患との強い関連性があることが知られています。こうした糖尿病の合併症として発症した眼疾患から、深刻な視力障害や失明にいたるケースも少なくなく、糖尿病患者は定期的な眼科検診により異常を早期に発見し、必要と判断されれば、適切な治療を受けていくことが重要です。

血糖コントロールレベルと感染性眼疾患の関連性を検討
1型糖尿病患者でも2型糖尿病患者でも、非糖尿病者に比べると眼疾患を発症しやすく、眼の感染症にかかる人も多いことが、これまでの観察報告で明らかになっています。血糖値の低下とリスクに関連性があるといった報告もありますが、これまでのところ、そのデータは体系的に集められておらず、糖尿病と感染性の眼疾患との関連性、血糖コントロールにおける状態とそのリスクなど、詳細について明らかにした研究はありませんでした。

そこで、これらの点について検討するコホート研究をAbdus Samad Ansari氏らの研究チームが実施、その結果をまとめた論文が「Diabetes Care」に2016年12月29日付で掲載されています。

研究チームは、Royal College of General Practitioners Researchおよび監視センターのデータベースを用い、糖尿病の罹患と感染性眼疾患の発症について関連性を調べるコホート研究と、糖尿病患者を対象にした血糖コントロールレベルが感染性眼疾患に与える影響をみるコホート研究の2本を実施しました。なお血糖コントロール状態は、HbA1c値の単独測定値と、6年間のHbA1c値が描くカーブ領域から測定しています。

結膜炎
結膜炎の発症リスクと関連、ほかは有意な関連性を認めず
研究チームは、総計で938,440人分のデータを分析、このうち48,584人が糖尿病患者で、1型糖尿病の患者は3,273人、2型糖尿病の患者は45,311人でした。

すると、性別や年齢、人種、喫煙習慣、BMI指数、結合組織における障害、糖尿病性網膜症の発症程度、黄斑変性の有無など、影響を与える複数の因子を調整した解析後の結果で、1型・2型糖尿病の有無は、結膜炎の発症率と有意に関連することが判明しました。そのオッズ比は1.61でした。

一方で眼瞼炎や麦粒腫など他の感染性眼疾患との、統計学的に有意な関連性は認められず、また血糖コントロールレベルも、いずれの感染性眼疾患の症状と有意に関連するものではありませんでした。

全体として、予測されたほどの関連性は見出されなかったものの、糖尿病患者では、より結膜炎症状が発現しやすいことは確認されました。結膜炎は患者数も多い一般的な眼科の疾患ですが、重症化すると、やはり視力障害を引き起こすこともあります。充血やかゆみ、目やになど異常を感じたら早めに医療機関を受診するよう心がけ、日頃から眼の健康にも気を配るようにしましょう。

(画像は写真素材 足成より)


外部リンク

Diabetes Care : Association Between Diabetes, Level of Glycemic Control, and Eye Infection : A Cohort Study
http://care.diabetesjournals.org/

Amazon.co.jp : 結膜炎 に関連する商品
  • 【承認不要】志木市のむかしから今にいたるまでのことを知るなら郷土資料館(8月31日)
  • 細胞の抗ストレス機能を利用した2型糖尿病治療薬の可能性を示唆(12月25日)
  • 甘いのに低GI しかも完全オーガニックな食品が発売(12月24日)
  • 患者自身の脂肪細胞を使う遺伝子治療 糖尿病への応用に期待(12月23日)
  • 抗ストレス化合物に肥満や糖尿病軽減効果を確認 ドイツ(12月18日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->