南カリフォルニア大学は、栄養士と研究者によって設計された断食を模した特別メニューを月5日摂ってもらう実験を行ったところ、糖尿病予備軍の人や高血圧、肥満の人に対して有益な効果が出たとの研究成果を2月15日発表しました。
断食に近いメニューを月5日
学術誌Science Translational Medicineに2月15日発表された調査結果によると、特別な断食メニューを摂ることを実施した糖尿病や心臓病、加齢性疾患を持つ参加者のリスクが軽減したということです。
参加者は20~70歳までの100人で、最初から特別メニューを摂取するグループと最初の3カ月は通常の食事、その後に特別メニューに移行する2つのグループに分けられ、経過観察が行われました。
ひと月5日間実施される特別メニューは、必要なタンパク質や脂肪、炭水化物が含まれた断食に近いダイエット食です。
空腹時血糖や代謝、体重などに変化が
実験の結果、特別メニューを摂った参加者は平均約6ポンド(約2.7キロ)の減量に成功し、ウエストラインも1~2センチ縮小しました。また血糖値の高い参加者の空腹時血糖値は健康な範囲に落ちたものの、健康なレベルの参加者では特に低下しませんでした。
さらに通常の食習慣にもどってもその効果を保持していたといいます。
研究者の一人は高血圧や糖尿病予備軍、肥満といった高リスクの人にとって、この断食模倣食はとても有益であると話し、今後これらのメリットの持続性などに関する臨床試験をさらに行うとしています。
(画像は南カリフォルニア大学ホームページより)

南カリフォルニア大学のプレスリリース
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