糖尿病の治療を進める上では、充実したチーム医療が不可欠であるほか、患者自身もその中心となって、積極的に取り組んでいくことが重要です。そうした取り組みがうまく継続できるかどうかが、治療の成否を分けるといっても過言ではありません。
「糖尿病教室」を第3水曜日に開催中
そこで、まずは病気に関する正しい知識を身につけることも必要ですね。そうしたときに役立つ「糖尿病教室」が、独立行政法人 国立病院機構 神戸医療センターで開催されています。毎月第3水曜日に開かれているもので、今回は2月開催分の情報が公開されました。
同センターの「糖尿病教室」は、糖尿病に関心のある人ならば、誰でも自由に参加することができ、事前の申し込みも必要ありません。また参加費も無料となっていますので、気軽に足を運ぶことができるでしょう。
糖尿病で怖い合併症、網膜症と腎症を考える
2月分の「糖尿病教室」は、2月15日14:00~15:00の日程で、神戸日須磨区西落合にある、神戸医療センターの2階会議室を会場として開かれます。
テーマは「網膜症と腎症は早めの対応を」となっており、糖尿病の主な合併症として知られるこれらについて、有用な知識を得ることができるでしょう。講師は、神戸医療センターの糖尿病内科医長である永礼智基氏で、豊富な経験と専門知識をもとに、分かりやすく解説してもらえる貴重な機会となります。
糖尿病性網膜症と糖尿病性腎症は、神経障害とあわせ糖尿病の3大合併症とされています。網膜症では、糖の代謝異常から目の網膜に障害が及び、視力低下が生じます。進行すると失明にいたることもあり、成人における中途失明の主な原因ともなっています。
一方腎症は、糖尿病により腎臓の糸球体が細小血管障害を原因に硬化し、減少、機能悪化・不全に陥るものです。腎臓は血液を濾過して老廃物を尿として体外に排出し、きれいになった血液を体内に戻すという、非常に重要な働きをしています。腎症によってこの働きが阻害され、進行して腎不全になると、生命を維持するため、透析治療を行わなければならなくなります。
網膜症も腎症も、段階を経て進行するものであるため、できる限り早期に発見し、適切な治療を開始することが重要です。この機会にぜひ正しい知識を身につけ、健康維持に努めてください。
(画像は神戸医療センターホームページより)

独立行政法人 国立病院機構 神戸医療センター 最新情報
http://kobemc.go.jp/「糖尿病教室」について 詳細資料
http://kobemc.go.jp/