皆さんは1月23日が何の日かご存じですか。今年からこの日は「一無、二少、三多の日」と制定され、この日から「全国生活習慣病予防月間」がスタートするものとなりました。一般社団法人日本生活習慣病予防協会が推進している取り組みで、1カ月間にわたりさまざまな啓発イベントが展開される予定となっています。
日常生活を見直す機会に!
生活習慣病は、食習慣や運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの日常的な生活習慣が、その発症・進行に関与する疾病と定義づけられており、糖尿病をはじめ高血圧症や高脂血症(脂質異常症)、メタボリックシンドローム、動脈硬化、心筋梗塞、慢性腎臓病、脳梗塞・脳出血などが含まれます。
これらを予防するには、食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足、喫煙、休養不足、ストレス過多といった生活を改善することが、まず重要となります。それを受けた具体策を言い表しているのが健康標語の「一無、二少、三多」で、「一無」は無煙・禁煙、「二少」は少食、少酒、「三多」は多動、多休、多接を指しており、これを意識した生活の実践が、健康維持と疾患予防に有効とされているのです。
このスローガンのもと、予防啓発活動を進める日本生活習慣病予防協会では、数字にちなんで1月23日を記念日として日本記念日協会に登録、今年からは、毎年2月の「全国生活習慣病予防月間」とあわせて、さらに活動の認知、予防取り組みの活性化を図ることとしました。
今年はまず「一無」を強化
今年の「全国生活習慣病予防月間2017」では、まず「一無」の禁煙が強化テーマとされており、主に禁煙を訴えるポスターやリーフレットの公開、一般公募のスローガン(川柳)によるPRなどが展開されます。また川柳では、コンビニエンスストアの「ローソン」と共催した企画として、「生活習慣病予防のためのコンビニ活用術2017」をテーマとした作品の募集、優秀作品公開も行われています。
糖質制限食で注目されるサラダチキンや、ブランパンなどを詠み込んだ、糖尿病予防の作品もあり、共感したり、楽しんだりしながら、日々の生活改善における参考とすることができるでしょう。
2月8日の13:30~15:45には、日比谷コンベンションホールを会場に、市民公開講座が開かれます。テーマは禁煙をめぐる「オリンピックと受動喫煙防止法」と、がん医療に関する「先進がん医療とがん予防の最新知見」です。
“グッバイ、たばこ”をテーマに漫画やイラストを募集するコンテストも開かれており、こちらは締め切りが2月28日でまだ間に合いますから、作品を応募してみるのもよいですね。
喫煙と糖尿病には、あまり関連性がないように思われる方もあるかもしれませんが、喫煙状況別にみると、喫煙習慣が続いているほど、糖尿病発症リスクも高いとする報告が複数なされています。一方で、禁煙に成功すれば、再びこのリスクを低減させることができるともされます。
また、合併症発症のリスクとも関連性があり、喫煙者で糖尿病患者の場合、脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病性腎症などの発現頻度が高まることが知られています。ですから、この機会に生活習慣の一部として見直し、もし喫煙が習慣となっているならば、禁煙に挑戦してみることが望ましいでしょう。なお、各イベントの詳細は公式ホームページで確認できます。
(画像は全国生活習慣病予防月間2017特設サイトより)

一般社団法人日本生活習慣病予防協会 ニュース
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2017/009286.php「全国生活習慣病予防月間2017」特設サイト
http://www.seikatsusyukanbyo.com/monthly/2017/