厚生労働省が3年ごとに実施している「患者調査」の平成26年データによると、糖尿病で治療を受けている患者数は、全国で推計316万6,000人となり、過去最高を記録するまでになっています。診断を受けていない患者や、糖尿病前症(糖尿病予備群)の人などを含めると、その数はさらに多くなるとみられ、もはや大きなひとつの社会問題といえるでしょう。
正しい知識で賢く予防!美味しく食べて健康に
とくに2型糖尿病の場合、食生活の乱れや運動不足といった長年の生活習慣が発症に与える影響は大きく、予防や病態進行の抑制には、まずそうした生活習慣の改善を図らねばなりません。
食事療法は、代表的な治療アプローチのひとつですが、食は大きな楽しみでもあり、食べるものを制限されるのは辛そうと感じられる人も多いことでしょう。できることならば、いつまでも美味しく食べながら健康を維持したいですね。
そうした人々に広く情報提供を行い、自らの健康を考えるきっかけとしてもらうべく、大分県臼杵市では「糖尿病予防イベント」を開催します。臼杵市糖尿病等生活習慣病対策ネットワーク推進会議が主催し、臼杵市、臼杵市医師会、臼津歯科医師会、大分県薬剤師会、大分県糖尿病療養指導士会、大分県中部保健所、全国健康保険協会大分支部が共催として参画するもので、1月28日に臼杵市中央公民館を会場として開かれる予定となっています。
「いつまでも美味しく食べたいあなたのために」というテーマコンセプトを掲げた予防イベントで、講演会や展示、相談コーナー、血圧・血糖測定など、多彩な体験と学びが可能な機会となります。
合併症を予防し健康寿命延伸へ
第6回糖尿病講演会として、当日の14:00(開場は13:00)から、大ホールで、臼杵市医師会立コスモス病院副院長の舛友一洋氏を座長に、同院内科部長 日本糖尿病学会認定糖尿病専門医である近藤誠哉氏を講師に招いた講演が行われます。演題は「減塩で取り組む糖尿病合併症~透析にならないために!~」とされ、糖尿病で恐ろしいとされる合併症にスポットを当てたお話を聞くことができます。
また、大分県福祉保健部 健康づくり支援課主任で管理栄養士の安達悦子氏から「健康寿命日本一を目指した取組~うま塩プロジェクト推進事業~」の報告も行われます。
大分県糖尿病療養指導士会は、13:00~13:45、中会議室で希望者の先着100名を対象に、血圧測定・血糖測定を実施します。昼食をとって参加するよう呼びかけられており、食後血糖値を知って隠れ糖尿病の発見や、メディアで取りあげられ話題となった血糖値スパイクを見つける機会にしてほしいとされています。
そのほか栄養・運動・薬に関する相談や展示コーナーも設けられ、不安・疑問点の解消や、知識の取得に役立てることができるでしょう。臼杵市食生活改善推進協議会による、減塩味噌汁の試飲も提供されますから、日々の食事の参考に、味わってみるのもよいですね。
いずれも参加費は無料で、誰でも自由に参加可能です。なお当日は、管理栄養士監修のヘルシーな「臼味(うすあじ)弁当」の販売も行われます。こちらは13:00~1個500円で前売り券販売が行われ、講演会終了後に引換となります。詳細は案内資料などで確認を。
(画像は臼杵市ホームページより)

臼杵市 報道発表資料
http://www.city.usuki.oita.jp/article/2017011300010/平成28年度臼杵市 糖尿病予防イベント 案内チラシ資料
http://www.city.usuki.oita.jp/