肥満の抑制には、毎日の食事と運動が大きく係わっています。さらに、睡眠時間も肥満の抑制に大きく係わっていることが、研究によって明らかになりました。
睡眠不足が食欲に影響することを解明
花王株式会社は11日、同社のヘルスケア食品研究所と早稲田大学スポーツ科学未来研究所の共同研究により、睡眠時間の短縮が肥満リスクを増加させるメカニズムを解明したと発表しました。
以前から、睡眠時間がヒトのエネルギー代謝に影響を及ぼすことは知られていましたが、今回の研究成果によって、睡眠時間の短縮が食欲抑制ホルモンの減少や空腹感の増加などの食欲に影響していることが明らかになったのです。
睡眠不足によってより強く空腹感を覚え、しかも食欲を抑えることが難しくなるのであれば、どうしても過食傾向になり、それは当然、肥満につながっていきます。
糖尿病リスクを抱えている人は充分な睡眠を
実験では、健康な若い男性9名が、1日7時間の睡眠時間と、1日3.5時間の睡眠時間を、それぞれ3日間続けた状態での、エネルギー代謝の比較が行われました。
睡眠時間を短縮した状態では、食欲抑制ホルモンであるPYYの減少や、1時間ごとに測定された空腹感の増加などが見られました。これはつまり、睡眠不足が続くと、ついつい多めに食べてしまうということが、誰の身にも起こりうるということです。
糖尿病は、肥満が発症の大きな要因のひとつであることが知られています。毎日の食事や運動に気をつけるだけでなく、充分な睡眠をとることもまた、糖尿病リスクを軽減する重要な生活習慣であることに間違いなさそうです。
(画像は花王株式会社公式ホームページより)

花王株式会社プレスリリース
http://www.kao.com/jp/corp_news/2017/20170111_001.html