糖尿病患者は、たいていの場合、非常に多くの種類の薬を服用しているものです。糖尿病は合併症が多いことが特徴であるため、なんらか合併症を発症するたびに服薬が増えていくからです。
薬の飲み忘れや不要な薬の処方を防ぐために
何種類もの薬を服用する必要がある場合、自分が適切に服用したかどうかわからなくなったり、飲み忘れてしまったりすることが、どうしても発生します。
そういった薬の飲み忘れを防いだり、不確かな情報から必要のない薬を追加されたりすることを防ぐことなどを目的に、「服薬管理カレンダー」の開発が行われ、実証実験が始まることになりました。
この「服薬管理カレンダー」は、神戸大学医学部附属病院と株式会社アインホールディングス、大日本印刷株式会社の協力により開発されました。3者は今回の実証実験によって、さらに利便性の向上を目指しています。
よくあるポケット型「お薬カレンダー」の進化版
一般的な「お薬カレンダー」といえば、たいてい1週間単位で薬を収納できるウォールポケットになっており、朝・昼・晩の食後と就寝前といった形で細かくポケットが区切られているものです。
今回開発され、実証実験が行われる「服薬管理カレンダー」は、そのウォールポケットにスマートフォンなどのモバイル端末を連動させ、患者が薬を取り出すと、どのポケットからいつ薬を取り出したかが端末で確認できるという仕組みになっています。
これにより、処方された通りに薬を服用したかが記録として残るため、飲み忘れのチェックが容易になります。さらに、服用する薬の種類や数量なども端末に正確に記録できるようになれば、残薬の量を具体的に確認できたり、不要な薬を確認して減らしたりすることも可能もなるでしょう。
通常の「お薬カレンダー」の進化版ともいえる「服薬管理カレンダー」が普及すれば、糖尿病患者など多くの種類の薬を服用する必要がある人たちにとっても、非常に便利になるに違いありません。
(画像はプレスリリースより)

神戸大学医学部附属病院/株式会社アインホールディングス/大日本印刷株式会社プレスリリース
http://www.kobe-u.ac.jp/