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2026年04月05日(日)
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スマホやPC依存の生活が若年層の肥満・糖尿病を招く

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スマホやPC依存の生活が若年層の肥満・糖尿病を招く

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近年、従来のテレビやパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット端末、ゲーム機など、スクリーンデバイスが増加し、多くの人において、それらを用いて過ごす時間が増えています。これらのデバイスは、必要な情報を与えてくれたり、生活に楽しみをもたらしたりしてくれる一方、じっとしている時間を増やし、運動量を低下させているほか、さまざまな面で私たちの生活スタイルを変化させているといえるでしょう。

加糖飲料の摂取や睡眠・運動習慣にも影響
とくにこうしたデバイスに夢中となっている10代の若年層では、肥満となるリスクが高まっていることが、米国における最新の研究報告で明らかとなりました。この研究成果をまとめた論文は昨年12月、「The Journal of Pediatrics」オンライン版に掲載されています。

これまでの研究で、テレビの視聴時間が長い人ほど、加糖飲料やファストフード、スナック菓子の摂取量が多くなる傾向にあり、座って過ごす時間も多くなることから、肥満になりやすく、糖尿病を発症するリスクも増大することが示されています。

今回の研究を行ったErica Kenney氏らによると、米国では10代の約20%がスマートフォンやタブレット、パソコン、ゲームといったデバイスを1日5時間以上用いており、その一方で、これまで接触の多かったテレビは、1日5時間以上視聴する10代は約8%とかなり少なくなっているため、テレビからその他のスクリーンデバイスへと、主に費やす時間が移行してきているとみられるそうです。

そこで、こうしたスクリーンデバイスの使用時間が多い若年者でも、従来のテレビにおける傾向と同じように、肥満リスクが高まるかどうかを調べたとしています。

Kenney氏らの研究チームでは、この調査のために、米国疾病管理予防センター(CDC)が実施した若年層のリスク行動に関する全国調査の2013~2015年のデータを用い、米国のティーンエイジャー24,800人のサンプルを抽出して、分析を行いました。

スマートフォン
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対象となったティーンエイジャー(学生)らには、加糖飲料の摂取量や身体活動(運動)、睡眠、体重、身長などについても報告してもらい、性別ほか関連要素によるサンプリングデザインの調整を行ったうえで、テレビとその他のスクリーンデバイスの使用状況と、加糖飲料の摂取量、身体活動、睡眠習慣、そして肥満との関連性について検討しました。

その結果、テレビを5時間以上視聴するグループでは、日々の加糖飲料摂取量が、それ以外のグループに比べて2.72倍で、肥満となるリスクは1.78倍と有意に高くなっていました。

また、スマートフォンやタブレット、パソコン、ゲームといったテレビ以外のスクリーンデバイスを1日5時間以上用いるグループでも、加糖飲料の摂取量は、5時間未満のグループに比べ1.98倍多く、身体活動の不足は1.94倍、睡眠不足は1.79倍、肥満率は1.43倍と、リスクの高い状態になっていることが明らかになりました。

研究チームでは今回の分析結果から、若年層では、こうしたデバイスを長時間利用すると、そのあいだに間食する量が多くなる傾向があると指摘し、デバイスに接触しながら飲んだり食べたりすることで満腹を感じにくくなり、だらだらと無意識的に食べ続けてしまいやすいとしています。

またスクリーンデバイスの利用は、彼らの食べ物における選択にも影響を及ぼしており、若年層が接触する機会の多いソーシャルメディアやゲーム内での広告が重要な因子となっていることも指摘しました。

そして、利用が長時間にわたることで、運動をほとんど行わなくなったり、睡眠時間が不足したりするようになり、肥満や糖尿病のリスクがさらに上昇していると考えられるとして、今後のさらなる詳細研究が必要であるものの、テレビとあわせ、新たに主となりつつあるスクリーンデバイスにおいても、健康上の観点から、一定程度以上の利用には、家族が制限をかけるよう推奨すべきだとしました。

子どもや若年層ばかりでなく、成人においても、こうした危険性は生じている可能性があるといえます。これらデバイスは普段の生活に欠かせないものとなっていますが、使いすぎには注意し、定期的に体も動かすなど、健康的な生活を乱さないようにしたいですね。

(画像は写真素材 足成より)


外部リンク

The Journal of Pediatrics : United States Adolescents' Television, Computer, Videogame, Smartphone, and Tablet Use: Associations with Sugary Drinks, Sleep, Physical Activity, and Obesity
http://www.jpeds.com/article/S0022-3476(16)31243-4/fulltext

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