滋賀県では、同県の県立成人病センターで糖尿病講座として定期的に講演会を開き、最新の糖尿病治療に関する情報提供や食事療法・運動療法についてのアドバイス、薬物療法で用いられる薬の基礎知識、合併症予防や病態の進行防止を意識した、日常生活におけるトータルヘルスケア啓発など、人々が正しい知識に基づいた適切な対策をとることができるよう、地道な活動と取り組みを続けています。
リスクの高まる脳卒中を予防しよう!
この糖尿病講座における「糖尿病教室講演会」として、2017年1月25日に開催されるプログラムが新たに発表されました。21日付で滋賀県から公開された資料によると、今回の講演会では脳卒中と足病変を取り扱うとされています。
主催は滋賀県立成人病センター・滋賀さざなみ会で、会場は守山市守山にある滋賀県立成人病センターの研究所講堂となります。開催時間は2017年1月25日の14:30~15:30、誰でも参加可能ですが、定員は150名で当日受付の先着順となっています。
糖尿病で注意したい足病変も
講演1では、「脳卒中と糖尿病」をテーマとして、脳神経外科長の北条雅人氏が登壇されます。糖尿病で血糖コントロール不良の状態が続くと、血管が痛み、動脈硬化も進行しやすくなるため、脳卒中の発症リスクが大きく上昇することが知られています。
血管がつまる脳梗塞、血管が破れて脳の中で出血する脳出血、脳の表面を覆うくも膜の下で出血が起きるくも膜下出血など、脳の血管が障害をうける疾患をまとめて脳卒中といいますが、「卒中」とは突然に起こる病気を意味し、これら症状がいつ発現するかは予測が困難です。
この脳卒中で重篤な障害が発生すると、後遺症がもたらされやすいほか命に関わることもあるため、早期にリスクを低減させておかなければなりません。そのためには発症前診断などでの予防、発症した場合には早期から的確な診断・治療をうけることといった基本を徹底することが大切です。
北条氏はこの分野におけるエキスパートとして知られている医師ですから、当日の講演では有益な情報を得ることができるでしょう。
また講演2では、「足から健康を守る」をテーマに、外来主任看護師で糖尿病監護認定看護師の横山小織氏が、足病変の予防となるフットケアについて解説します。
糖尿病では合併症として発生する神経障害や末梢血流障害で、下肢に感染や潰瘍、深部組織の破壊性病変が起こることがあり、歩くことが困難になったり、重度の場合には下肢切断を行わなければならなくなったりします。
こうした事態を予防するには、血糖コントロールを良好にするほか、日頃からのフットケアが重要です。QOLを悪化させないためにも、この機会にケアについての知識を身につけておくことが望まれます。
講演会の参加費は無料で、事前申し込みなども必要ありませんから、気軽に参加できるでしょう。駐車場も受付で無料化手続きを行ってもらえるため、無料で利用できるものとなっています。ぜひ近隣の方は足を運んでみてください。
(画像は滋賀県ホームページより)

滋賀県 報道発表資料
http://www.pref.shiga.lg.jp/e/seijin/20170125.htmlチラシ資料
http://www.pref.shiga.lg.jp/