2016年12月19日、サノフィ株式会社は同社が販売する「リキスミア皮下注300μg(以下、リキスミア)」において一部変更承認を取得したことを発表しました。
リキスミアってどんな薬?
リキスミアは2013年に発売された1日1回投与のGLP-1受容体作動薬。
GLP-1は小腸で分泌される消化管ホルモンのひとつです。このホルモンにはグルカゴンの分泌を抑える作用や血糖依存性のインスリン分泌を促す作用、食物を胃から排出させるのを送らせる作用、食欲を抑える作用、膵臓のβ細胞を保護する作用などがあります。
このホルモンはDPP-4に分解されやすいという特徴があるため、糖尿病の治療のためにDPP-4に分解されにくいGLP-1受容体作動薬が作られました。
どんなことが変わるの?
リキスミアは食後血糖の降下作用やHbA1cの降下作用が優れている薬剤として認知されていました。
しかし、日本においてはこれまで、食事療法や運動療法に加えてスルホニルウレア剤を投与しても十分な効果が得られないケースや食事療法や運動療法に加えて持効型溶解インスリンもしくは中間型インスリン製剤を投与しても十分な効果が得られないケースでしか使用することができませんでした。
しかし、今回の承認取得によって単独療法、全ての経口糖尿病治療薬およびインスリン製剤と併用することができるようになったのです。これによって糖尿病における治療の選択肢がまたひとつ増えたことになります。
(画像はサノフィ株式会社公式ホームページより)

サノフィ株式会社 プレスリリース(日経プレスリリース)
http://release.nikkei.co.jp/