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2026年07月27日(月)
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1型糖尿病発症を防ぐワクチン開発に成功、Tampere大学

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1型糖尿病発症を防ぐワクチン開発に成功、Tampere大学

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自己免疫性疾患として発症する1型糖尿病は、生活習慣などに起因するところが大きい2型糖尿病と異なり、肥満などとは無関係に発現、患者自身の免疫系があやまってインスリン産生を行う膵β細胞を破壊してしまうことから、糖尿病症状が現れるようになります。1度発症すると、生涯毎日のインスリン注射を行わなければならないなど、生活に大きな影響を及ぼすものとなります。

発症に関わるウイルスの働きを抑制
この1型糖尿病について、7月18日、フィンランドのTampere大学のHeikki Hyoty教授らの研究グループが、発症を防ぐワクチンの開発に成功したと発表しました。すでに開発したワクチンのマウス実験による有効性と安全性は確認済みで、近くヒトでの臨床試験を開始する方針としています。

Tampere大学では、1型糖尿病と関連するウイルスの感染について、すでに25年以上研究を重ねてきており、そうした中で1つのウイルス群、エンテロウイルスが発症に深く関与していることを見出しました。

研究グループによると、とくにBコクサッキーウイルス群に属するエンテロウイルスが糖尿病と深く関わっていることを発見、このエンテロウイルスの感染を予防するワクチンのプロトタイプを開発したそうです。

ワクチン
長期に及ぶ可能性はあるもののヒトでの臨床試験を計画中
この開発したワクチンについて、1型糖尿病モデルマウスでの実験を行ったところ、安全に効果を発揮することが確認できたため、ヒトを対象とした臨床試験フェーズへと進めていく計画が立てられています。

まず第1段階として、安全性を確認するため成人の小グループを対象に試験を実施、第2段階では小児を対象としてワクチンの研究を行い、安全性とエンテロウイルスに対する効果の両方を調査する予定です。そして第3段階で、ワクチンが実際に1型糖尿病の発症を予防するために広く用いることができるかどうか検証を行います。

ただし、この1型糖尿病予防効果を確認するには、約8年の歳月がかかる可能性があるとされたほか、現在得られている研究結果から判断して、すでに発症している糖尿病を治すために用いることはできないとされています。

しかし、ヒトでの安全性と効果が確認されれば、将来の1型糖尿病症例を大幅に減らすことができ、それに伴うQOLの低下や平均余命低下につながる深刻な合併症など、多くの健康問題を改善することができるでしょう。

なおこの研究は、米国に本拠地を置くProvention Bio社の資金提供を受けているほか、世界最大の1型糖尿病基金である若年性糖尿病研究財団、フィンランドのワクチン技術開発企業Vactech Oy社などの協力を得て進められています。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

Tampere大学 プレスリリース
http://www.uta.fi/

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