ロンドンのクイーン・メアリー大学(Queen Mary University of London、QMUL)は、健康的な食生活と適度な運動を行う妊婦は、妊娠糖尿病の発症率が低く、帝王切開になる率も低くなるという研究結果を明らかにしました。
毎週中程度の運動を行うことを推奨
同研究は、世界中の妊娠中の女性約半数が体重超過や肥満であり、母親だけでなく子どもや孫の健康をも危険にさらすことから、41の機関50人以上の研究者が参加する世界最大級のプロジェクトです。
研究プロジェクトは、これまで多かった妊娠中の女性は運動するべきではないという考えを改め、毎週中程度の活動を少なくとも150分ほど行うことを推奨しています。
健康的な食生活と運動を行う妊婦とそうでない妊婦を比較
同研究では、16カ国で実施された36件の前回試験から、12000人以上の妊婦個々の参加者データを調査しています。
砂糖甘味飲料の制限や果物・野菜をすすんで摂取するなどの健康的な食生活と、中程度の強度のアクティビティ、筋トレなどを行った妊娠中の母親の体重増加や帝王切開の件数を、それを行っていない妊婦と比較しました。
BMIや年齢・民族性に関わらず効果が確認される
結果によると、妊娠中の母親の体重増加は、対照群と比較して平均0.7kg減少。帝王切開の母親の確率も約10%低下しました。
また生活習慣の変化は妊娠糖尿病のリスクも24%低下させています。
この研究では、白人と非白人の民族性を広く分類できたものの、研究対象となった妊婦の教育水準までは考慮されておらず、今後の継続研究に委ねられるとしています。しかしBMIや年齢、民族に関わらず多くの人々に利益をもたらすだろうと研究者は話しています。
(画像はプレスリリースより)

Queen Mary University of London(QMUL)のプレスリリース
http://www.qmul.ac.uk/media/news/Queen Mary University of London(QMUL)
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