英国バーミンガム大学の研究者は、2型糖尿病と睡眠時無呼吸症候群に悩む患者は4年未満に失明につながる病気を発症する危険性があるとの研究成果を発表しました。
2型糖尿病と睡眠時無呼吸症候群の危険な組み合わせ
同大学が主導する研究で、2型糖尿病を患う人が閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)である場合、平均して4年以内に失明に至る病気の発症リスクが高いという結果が明らかになりました。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)とは睡眠中に筋肉が緩み、舌などが下がって気道を塞ぐことで一時的に呼吸が止まってしまう症状のことです。肥満の人に多いとされています。
これまでもOSAと糖尿病性の網膜症との関連は指摘されていましたが、その進行に及ぼす影響については研究されていませんでした。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群の検査も行うべきと
体重過多や肥満は、糖尿病とOSAの患者に一般的に見られる特徴ではあるものの、自分自身がOSAであることに気付いていない患者も多くいるといいます。
網膜イメージングを使用した糖尿病性網膜症と、家庭用マルチチャンネル心肺呼吸器装置を用いた今回の調査では、糖尿病性目膜症の罹患率はOSA患者で42.9%、OSA患者でない人で24.1%でした。
さらに平均43カ月後の経過観察では、中~重度の糖尿病性網膜症を発症したのはOSA患者で18.4%、OSA患者でない人で6.1%と明確な差がでました。
研究者らは、この結果について、2型糖尿病患者はOSAである可能性も高いので、臨床医は2型糖尿病の患者には、OSAの検査も合わせて行うことを検討すべきであると話しています。
(画像はプレスリリースより)

バーミンガム大学のプレスリリース(Science Daily)
https://www.sciencedaily.com/releases/バーミンガム大学のプレスリリース
http://www.birmingham.ac.ukバーミンガム大学(日本語ページ)
http://www.birmingham.jp/