全米で常に最も優れた病院の1つとしてあげられる米国ミネソタ州のメイヨー・クリニック(Mayo Clinic)は、糖尿病患者が予期せぬ入退院を繰り返す理由として、重度な高血糖症または低血糖症があるとの研究成果を発表しました。
予期せぬ入退院を繰り返す原因を探る
メイヨー・クリニックの内科医で内分泌学者でもある主任研究者Rozalina McCoy医学博士は、糖尿病患者のケアと治療や予防による臨床上の成果、アウトカムの改善に関する研究を行っています。
McCoy博士は、糖尿病の成人は予期せぬ入退院を繰り返すリスクが高いとのこれまでの知見に対し、その原因となる要因を探っていました。
研究者チームは、糖尿病患者約34万人の管理データを調査。その理由の一端を発見したといいます。
重度の血糖値異常が再入院率を高める
糖尿病の患者が、入院原因となった初期状態が安定し、退院した後30日以内の再入院率は約1割でした。
再入院理由のうち、2.5%が重度の血糖値異常症でした。再入院が必要となった再発エピソードでは、他のエピソードに比べ重度の高血糖症の場合は約9倍、重度の低血糖症の場合は5倍も高く、18~44歳の若年患者は高齢者よりも重度の低血糖症での再入院率が2倍高いことも判明しました。
ターゲットを絞ったケアが負担増となる再入院を減らす
また、複数の糖尿病合併症を有することで、低血糖症や高血糖症などの重篤な血糖異常のみならず、一見糖尿病とは関係のない原因での再入院リスクが有意に増加したといいます。
短期間での再入院は、治療費用の増加につながり、患者にとっても負担となることから、そのリスクを低減することが必要となります。
再入院リスクの高い患者を特定し、退院計画と退院後の患者へのフォローアップをすることで、そのリスクを減らすことができるとMcCoy博士は伝えています。
(画像はプレスリリースより)

メイヨー・クリニックのプレスリリース
http://newsnetwork.mayoclinic.org/メイヨー・クリニック(Mayo Clinic)
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