2017年7月3日、ノバルティス ファーマ株式会社は輸血が原因の慢性鉄過剰症の治療薬として「ジャドニュ顆粒分包」の製造販売承認を獲得したことを発表しました。
輸血を繰り返すと過剰に鉄が溜まる
骨髄異形成症候群や再生不良性貧血などは赤血球輸血が必要な疾患であることが知られています。赤血球輸血を繰り返していると体内に過剰な鉄が溜まり、慢性鉄過剰症を発症してしまうのです。
しかし、鉄を効率的に排泄する機能が生体には備わっていないため、過剰な鉄を取り除く治療を施さなくては肝障がいや心不全、糖尿病などを引き起こすケースも存在します。そのため、輸血を繰り返し受けている患者には鉄キレート療法によって過剰な鉄を取り除かなくてはなりません。
顆粒剤になって服用しやすくなった
同社は鉄キレート療法に用いる経口投与可能な懸濁用錠「エクジェイド」を販売しています。日本では注射用キレート剤治療が不適当なケースに処方されている薬剤です。
今回、製造販売承認を獲得した「ジャドニュ顆粒分包」は顆粒剤。「エクジェイド」を新剤形である顆粒剤にすることで懸濁用錠よりも服用しやすくなりました。また、無味無臭というところもポイントです。
同薬剤は鉄に高い親和性を示し、鉄分子と2:1の割合で結合。体内の過剰な鉄とキレートを形成し、胆汁を介して体外に過剰な鉄を排泄します。
(画像はノバルティス ファーマ株式会社公式ホームページより)

ノバルティス ファーマ株式会社 プレスリリース
https://www.novartis.co.jp/