2017年6月28日、東京都市大学は同大学の研究グループと泉工業株式会社が大気圧プラズマ照射装置の開発に成功したことを発表しました。
共同研究の成果
今回発表された装置は皮膚の改質や再生を目的に大気圧プラズマを照射するものです。日本国内では医療や美容を目的とした大気圧プラズマ照射装置の開発は今回が初めて。臨床試験を経て、同研究グループおよび泉工業株式会社は2022年の製品化を目標にしています。
これまで同大学と泉工業株式会社は「プラズマを用いた疾患治療装置の開発」を共同で行ってきました。この研究によってできあがった装置が実用段階を迎えつつあるため、「プラズマ ACTY コンソーシアム」を設立して今後の研究や事業化に向けた活動をスタートさせます。
肉体的負担が少ない治療法
プラズマ医療はプラズマを使って細胞を治療する方法です。これまでプラズマは半導体分野で使われていた技術ですが、細胞の治癒や増殖にも役立つことが実証されてからは医療分野からも熱い視線が集まるようになりました。
プラズマ治療ではプラズマが生み出す紫外線や熱、化学活性種、イオン種を利用するため、乾式で非接触。糖尿病による壊死や火傷、床ずれに悩む患者の肉体的負担が少ない治療法として今、注目を集めています。
今回開発された装置は利用者の肌質や症状に合わせてプラズマの密度や強度、距離、時間、粒子の配分や種類を調整することが可能です。生体へ与える刺激が少なく、皮膚の深層から細胞代謝を活性化させます。
(画像はプレスリリースより)

東京都市大学 プレスリリース
https://www.tcu.ac.jp/news/all/20170628-9304/