2017年6月22日、エーザイ株式会社は米国などで行われている「lorcaserin」の臨床試験の中間解析結果を独立データモニタリング委員会に報告したところ、試験継続の推奨を得たと発表しました。
肥満治療薬の大規模臨床試験
この「lorcaserin」はアリーナ社によって開発された肥満治療薬です。同薬剤は米国でBMIが30kg/m以上、もしくはBMIが27kg/m以上で体重に関連する合併症が1つ以上ある成人患者に処方されています。
この体重に関連する合併症とは2型糖尿病や高血圧症などを指しています。この薬剤を飲んでいればいいというわけではなく、食事療法や運動療法の補助療法として承認されています。
今回中間解析結果が報告された心血管疾患アウトカム試験は大規模な肥満治療剤の臨床試験。主要目的は脳卒中や心筋梗塞などに対する安全性の評価ですが、副次評価として2型糖尿病患者の血糖コントロールや糖尿病の発症予防に関する評価もなされる予定です。
たかが肥満と侮るな
肥満は見た目だけの問題ではありません。肥満は2型糖尿病や高血圧症など生活習慣病の発症と関わっています。
肥満を放置していると生活習慣病を発症するケースが多く、血管がもろく弱くなり、脳卒中や心筋梗塞など重大な病気に繋がります。そのため、たかが肥満と侮ってはいけないのです。
特に日本人はインスリンの分泌能力が低いとされているため、肥満には十分に気をつけなければなりません。
(画像はPAKUTASOより)

エーザイ株式会社 プレスリリース
http://www.eisai.co.jp/news/news201729pdf.pdf