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2026年08月02日(日)
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妊婦の耐糖能異常を予測するバイオマーカー同定に成功

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妊婦の耐糖能異常を予測するバイオマーカー同定に成功

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妊娠中にはさまざまな体調の変化が現れるものですが、その中のひとつに妊娠糖尿病があります。これはhPLやエストロゲン、プロゲステロンなどのホルモンが増加することで、耐糖能が悪化し、血糖値異常をきたすようになるものです。1割弱の妊婦でみられるともいわれ、発現すると将来の2型糖尿病リスクが増大するほか、母体におけるさまざまな合併症のリスク、流産や胎児の形態異常、巨大児化、心臓肥大、低血糖、黄疸、電解質異常などのリスクも上昇するというハイリスク妊娠になるため、注意が必要とされています。

血液検査でリスク予測!
こうした妊娠糖尿病につながる妊娠中の耐糖能異常を、血液検査によって予測可能とするバイオマーカーを同定したとする最新の研究成果が「Diabetes Care」オンライン版に5月3日付で掲載されました。

研究を行ったのは、Pamela Ghosh氏らのグループで、彼らは標準的な出生前ケアを受けた妊娠中の女性から取得した1,000の血漿サンプルによる症例対照研究を実施、妊娠糖尿病スクリーニング検査のGlucose Challenge Test(GCT)が正常だった500人と、GCTで異常がみられ、その後経口ブドウ糖負荷試験を受けた500人との状態を比較検討しました。

妊娠糖尿病
pGCD59をバイオマーカーとして同定
分析の結果、GCTで正常だった対照群に比べ、異常がみられた群では、血漿糖化CD59(pGCD59)の血中濃度中央値水準が8.5倍高く、また妊娠糖尿病と診断されている患者の群では10倍高くなっていることが確認されました。

そこでこのpGCD59の血中濃度値で4グループに被験者らを分類、比較したところ、胎内の新生児が妊娠期間からみて異常に大きいLGAと認められるケースが、最も低い値の群では4.3%であったのに対し、最も高い値の群では13.5%にのぼっていることも明らかとなりました。

これらの結果から研究グループではpGCD59が、妊娠中の耐糖能異常を発見する、新規の有用なバイオマーカーになるとみています。

妊娠初期におけるスクリーニング検査で異常がみられなかった場合でも、妊娠が進むにつれてインスリンの働きが阻害されて妊娠糖尿病となることがあるため、これまでは繰り返し検査を受けたり、頻繁に血糖をチェックして管理したりすることが必要となっていましたが、今回の結果によると、妊娠中期の24~28週目に1度、pGCD59を測定する検査を受ければ、妊娠で誘発される耐糖能異常が高感度に予測・同定できることになります。

LGAなどの潜在的なリスクを特定することにも有効で、妊婦への負担も少なくチェックできる手法となるため、今後のさらなる研究・検証を通じた、臨床への応用が期待されるところです。

(画像は写真素材 足成より)


外部リンク

Diabetes Care : Plasma Glycated CD59, a Novel Biomarker for Detection of Pregnancy-Induced Glucose Intolerance
http://care.diabetesjournals.org/

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