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2026年08月13日(木)
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糖尿病治療薬市場は今後も拡大、24年には6,400億円超規模に

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糖尿病治療薬市場は今後も拡大、24年には6,400億円超規模に

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今や世界各国で深刻な社会問題ともなり、日本国内でも患者数が増加し続けている糖尿病ですが、それに伴って研究・開発も活発に行われ、さまざまなアプローチによる糖尿病治療薬が登場してきています。豊富な選択肢で個別化医療に向けた動きが促進されることは、患者にとって望ましいことですが、市場競争も顕著に活発化しているようです。

SGLT2阻害剤や配合剤が成長を下支え
総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済がこのほど、2016年から2017年における医療用医薬品国内市場調査の第1回として、糖尿病治療剤を含む生活習慣病領域の治療剤や、糖尿病合併症治療剤などの市場調査を実施、結果概要を公開しました。

調査は、富士経済の専門調査員による参入企業や関連企業に対するヒアリングおよび文献調査などからまとめられたもので、実施期間は2016年5月~8月となっています。

糖尿病治療剤を含む「生活習慣病領域」の治療剤市場規模は、2016年は1兆5,459億円と見込まれ、2024年には1兆3,815億円に、2015年実績比で12.3%縮小すると予測されています。しかし、糖尿病治療剤は、2024年に6,431億円規模となる見込みで、これは2015年と比べると39.9%の増加になる予測です。

広く使用されるところとなったDPP-4阻害剤と呼ばれる、インスリンの分泌を強める消化管ホルモンを分解する酵素を阻害、インスリンの働きを強めることで血糖値の改善を目指すタイプの薬剤が、近年における売上の伸びに大きな影響を与えてきていましたが、この伸びは一段落したとされ、今後は代わってSGLT2阻害剤や配合剤が市場を牽引していくとみられています。

SGLT2阻害剤は、ナトリウム・グルコース共役輸送体(SGLT)と呼ばれるタンパク質の一種で、腎臓の近位尿細管という部分に限定的に存在して、グルコースを細胞内へ栄養分として再吸収する働きを担っているSGLT2を阻害、余分な糖を尿とともに排出させて高血糖状態を改善させるタイプの薬です。

SGLT2阻害剤では、脱水などの副作用が心配されていましたが、今年5月に使用を控えるべき患者が明確化され、より安全に使いやすくなったことから伸びてきています。また心血管イベントの発生を抑制するといった研究報告などから、新たな評価も高まってきており、今後の高い成長が見込まれました。

この他では、GLP-1受容体作動剤や配合剤といった新たな薬剤も市場活性化を支えていくと予測されています。

治療薬
合併症治療剤も2021年以降はプラス成長に
糖尿病では、3大合併症として糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜障害、糖尿病性腎症が知られており、この他にもさまざまな合併症があります。

この糖尿病合併症に用いられる治療剤として、「糖尿病性神経障害治療剤」、「糖尿病性腎症治療剤」、「その他糖尿病合併症治療剤」を対象に、市場調査を行ったところ、その規模は2016年見込みで142億円と予測され、これは2015年の実績比から3.4%マイナスと、わずかながら縮小傾向になっています。しかし、2024年では177億円規模になるとされ、2015年比で20.4%の増加が見込まれました。

富士経済によると、合併症治療剤では、糖尿病性神経障害治療剤の構成比が最も高く、6割以上を占めているといいます。一方、糖尿病性腎症治療剤や糖尿病性皮膚潰瘍治療剤では、新規の薬剤がここ10年以上登場しておらず、また大半の製品でジェネリック医薬品が発売されていることから、2016年市場のマイナス成長予測となったそうです。

今後については、糖尿病性神経障害治療剤と糖尿病性皮膚潰瘍治療剤では、新たな開発品の動きがみられないため、縮小が続くものの、糖尿病性腎症治療剤で開発品が増えており、これらが2018年以降順次発売され、伸びていくと予測されることから、2021年にはプラス成長に転じ、再び市場の拡大が始まると予想・解説されています。


外部リンク

株式会社富士経済 プレスリリース
https://www.fuji-keizai.co.jp/market/16088.html

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