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2026年08月13日(木)
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糖尿病性腎症の現れに変化?JAMAに最新報告

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糖尿病性腎症の現れに変化?JAMAに最新報告

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糖尿病における深刻な合併症のひとつとして、糖尿病性腎症があります。これは、糖尿病によって細小血管が傷つき、腎臓の糸球体が硬化して減少していくもので、病態は不可逆的に進行し、腎不全に陥ってしまうことが分かっています。透析治療が必要となるケースも多く、できるだけ早期に発見し、適切な治療を行うことで進行を緩やかにしなければなりません。

有病率に変化なしもアルブミン尿が低下
こうした糖尿病性腎症ですが、近年ではその現れ方が変化している傾向もあるようです。このことを伝える最新の研究が、「The Journal of the American Medical Association」(JAMA)8月9日号に掲載されました。

この調査研究は、Maryam Afkarian氏らによって行われたもので、1988年~2014年までの26年間の米国糖尿病成人患者を対象に、糖尿病性腎症の有病率や症状の経時的変化について調べています。調査解析対象は、この期間に米国国民健康・栄養調査に参加した糖尿病成人患者で、HbA1cの値が6.5%以上であるか、血糖降下薬を用いているかのいずれか、あるいはその双方を満たしている人としました。解析数は6,251例となっています。

解析の結果、糖尿病性腎症の有病率は、1988年~1994年が28.4%、2009年~2014年が26.2%となるなど、影響を与えうる要素を考慮したデータ補正を行ってみると、有意な変化はみられず、同程度に発症していることが確認されました。

一方で、アルブミン尿の有病率は、1988年~1994年の20.8%から、2009年~2014年では15.9%にまで減少し、有意な低下がみられました。

糖尿病性腎症
eGFR低下は増加、発現傾向に変化か
これに対し、eGFR(推定糸球体濾過量)が持続的に低下する症状の発現は、1988年~1994年は9.2%であったところ、2009年~2014年では14.1%にまで上昇、有意な増加がみられる結果となりました。重度のeGFR低下も同様で、近年になって増加傾向にあることが判明しています。

アルブミン尿の経時的な有病率の変化は、年齢と人種に関連するところが大きく、とくに有意な低下は、65歳未満の非ヒスパニック系白人で観察されたそうです。一方、eGFRの持続的低下発現の増加には、年齢や人種による有意な差はなく、全体で確認されたと報告されています。

糖尿病性腎症は、持続的アルブミン尿か、持続的なeGFR(推定糸球体濾過量)の低下、あるいはその両方がみられるものとされ、これまでは進行性のアルブミン尿が確認された後、eGFRの持続的な低下が現れるとされてきましたが、近年ではそれに変化が生じているようです。

アルブミン尿の発現前や、それを経ることなく、eGFR低下が起こるケースも増えており、新たに症状として注意すべきものとなっていることが、今回の調査結果から示唆されました。治療の変化などが影響しているのではないかとみられていますが、糖尿病性腎症に対する見方として、知っておきたい傾向といえるでしょう。

(画像はイメージです)


外部リンク

JAMA : Clinical Manifestations of Kidney Disease Among US Adults With Diabetes, 1988-2014
http://jama.jamanetwork.com/2542635

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