2016年8月8日、日本IDDMネットワークは第10回研究費助成課題を決定したと発表しました。
この日本IDDMネットワークとは1型糖尿病の根絶を目指している認定特定非営利活動法人。この法人は2005年に1型糖尿病研究基金を設立し、1型糖尿病に関する研究に対して研究費を助成しています。
1型糖尿病を根絶するために
2008年に初めて研究費の助成をスタートし、これまで22件の研究費をサポートしてきました。
第10回を迎える今年度は研究費を助成する研究分野を「治療」分野に絞り、今年の1月から4月までの期間に公募を実施。有識者や学識経験者の意見を聞きながら選考し、今回は4件の研究課題に助成することを決定しました。
1型糖尿病を治る病気にするために
1型糖尿病はインスリン依存型糖尿病やIDDMとも呼ばれる病気。この病気のほとんどは膵臓のランゲルハンス島ベータ細胞を自分の免疫細胞が壊してしまうことで発症します。
ランゲルハンス島ベータ細胞が壊れてしまうと体内でインスリンを作ることができなくなってしまいます。そのため、この病気は1度発症すると脳死膵臓移植や膵島移植を受けない限り治ることのない病気です。
現在、最も多くの1型糖尿病患者が受けている治療は注射によってインスリンを補充する治療法です。しかし、近年では再生医療研究が盛んになり、自分の細胞を体外で再生して移植するという研究も行われています。この治療法が確立されれば1型糖尿病は治らない病気ではなくなるのです。
この治療法はまだ研究段階であり実用化されるまでには時間がかかりますが、同法人は研究費を助成することで治療の実用化に向けてサポートを行っています。

日本IDDMネットワーク プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000013686.html日本IDDMネットワーク 1型糖尿病研究基金 第10回研究費助成課題を決定しました。
http://japan-iddm.net/grant10_result/