ヘルスケア製品の開発を手がける米Quintiles(クインタイルズ社)は現地時間の6月24日、新しい持続血糖測定サービスをリリースしました。ウエアラブルセンサーで糖尿病患者の血糖値を持続的に測定し、測定結果をレシーバーへ無線伝送するもので、患者の安全性を高めながら、糖尿病をターゲットとした臨床試験の効率と質を高めることに寄与するとみられています。
ウエアラブルセンサーを活かし血糖値の可視化をタイムリーに実現
今回リリースされたソリューションでは、持続血糖測定を専用のウエアラブルセンサーで行い、レシーバーへ伝送、測定された患者の血糖値を、1日を通じて記録することを可能にしています。臨床試験環境などで、総合的かつタイムリーに血糖値を可視化することができるため、患者の負担も最小限に、安全性を確保しながら、新たな治療法を開発する臨床研究を促進できると見込まれます。
臨床研究において、この新ソリューションを用いる場合、医師はクインタイルズ社の技術プラットフォーム「Quintiles Infosario」を通じ、数多くのカスタマイズデータ分析やパフォーマンスレポートをすぐに作成できるようになるといい、最適化された血糖値データセットとして、従来の糖尿病モニタリングモデルよりも効率的に分析可能となるほか、ノンコンプライアンスや潜在的な安全性トリガーなどの傾向をいち早く発見できるようになるとされています。
専門部門によるサポートも提供
さらにクインタイルズ社の糖尿病拠点部門に属する専門家が、専用のサポートを提供していくとしており、データと治療の専門的知見を持ち寄って、よりスマートなプロトコルデザインを実現、画期的な治療法開発につながる研究の進捗をサポートし、患者の安全性とコンプライアンスも高めるとしています。
クインタイルズ社では、International Diabetes Federation(IDF)の調べとして、現在6秒に1人が糖尿病関連の疾患を原因に死亡しているといい、これら死亡例のほぼ半数が60歳未満であると説明、糖尿病の診断件数の増加に伴い、革新的で利用しやすい治療法の確立が望まれていることを紹介しました。
そのうえで、今回リリースしたサービスが、バイオセンサーとウエアラブルを活用し、糖尿病患者の詳細な測定値を公判に提供可能とすることで、臨床研究を促進、世界の糖尿病患者における治療方法の追跡と改善につながると考えるとしています。

Quintiles プレスリリース
http://www.quintiles.com/news/2016/06/