糖尿病が腎臓疾患リスクを高めることはこれまでも知られていましたが、セントルイス・ワシントン大学の研究によると、腎機能障がいもまた、糖尿病のリスクを高めるとのことです。
腎臓病と糖尿病の相互リスク
この研究成果は、セントルイス・ワシントン大学医学部とベテランズ・セントルイス・ヘルスケア・システムの研究チームにより学術誌「Kidney International」に発表されました。
研究者たちは、腎臓病と糖尿病の関係を解明するために2003年から5年間、国立VAデータベースの医療記録をもとに糖尿病でない130万人の成人データを解析しました。
その結果、高尿酸血症患者の糖尿病リスクは、尿素レベルの低い人のリスクと比較すると23%も高かったといいます。
その犯人は尿素
これは毎年、尿素レベルが低い人と比べ尿素レベルが高い人10万人ごとに688人多くの糖尿病患者が存在することを意味しています。
もともと2016年8月に「Journal of Clinical Investigation」で発表されていたマウスの尿素濃度とインスリン抵抗性およびインスリン分泌障がいについての研究に着想を得たというAl-Aly医学博士。
「この成果はマウス研究の結果をほぼ完全に再現するものであり、尿素レベルと糖尿病リスクの明確な関係を示すことができた」と話します。
このことは、今後食事療法など糖尿病の治療や予防のために重要であると研究者たちは伝えています。
(画像はプレスリリースより)

セントルイス・ワシントン大学のプレスリリース
https://source.wustl.edu/2017/12/セントルイス・ワシントン大学
https://wustl.edu/