ノルウェーのベルゲン大学の研究者は、幹細胞技術を用いて皮膚穿刺細胞をインスリン産生細胞に変換することに成功。糖尿病の治癒にまた一歩近づいたと8月9日発表しました。
将来は自動的にインスリンを分泌させることを目指す
ノルウェーの研究者が成功したのは、糖尿病患者の皮膚穿刺細胞をインスリン産生細胞への変換。糖尿病患者の皮膚下にこれらの細胞を移植することで糖尿病を治すことを目指します。
長期的には、現在おこなわれている血糖値測定とインスリン注射を、血糖値に応じてインスリンを分泌できるインスリン分泌細胞に置き換えることで自動的におこなえるようにするのを目標としています。
具体的には、各糖尿病患者個々の状態に合わせたオーダーメイド細胞を作成し、カプセルに埋め込み皮膚の下に移植することで、糖尿病患者の体内でのインスリン分泌を回復可能にするといいます。
実用化されれば糖尿病の治療に大いに役立つ
この研究は、再生医療の副生成物的な部分を持ちながらも未来への一歩となるもので、多くの誤りがあるかもしれないが、成功すれば糖尿病を治す可能性を秘めると研究者は話します。
人工的に作られたインスリン産生細胞は、糖尿病患者のインスリン分泌を回復する手段に有効であると、多くの科学者がその開発や実用化に向けた競争的研究をしています。
現在世界中には4億人もの人々が糖尿病に罹っており、皮膚穿刺細胞をインスリン産生細胞に変換する治療法が実用化されれば、大きな価値があるとベルゲン大学の研究者は強調します。
(画像はベルゲン大学のホームページより)

ベルゲン大学のプレスリリース(Science Daily)
https://www.sciencedaily.com/releasesベルゲン大学
http://www.uib.no/en