モナシュ大学生物医学研究所(Biomedicine Discovery Institute)の研究者チームは、脳がエネルギー消費で摂食を調整するという研究成果を学術誌Cell Metabolismに発表しました。
脳が2つの脂肪細胞を変換するスイッチを入れている
2型糖尿病を始め心血管疾患、肝臓病など多くの疾病の危険因子となる肥満。その治療のための潜在的な新規標的を発見したのは、モナシュ大学の代謝性疾患および肥満プログラムの研究者チーム。
今回の研究で、食後にあがる血糖値により増加するインスリンに脳が反応、エネルギーを消費するために白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に変化させる信号を出していることがわかりました。
また絶食後は変化させた褐色脂肪細胞を白色脂肪細胞に再変換することでエネルギーを貯蔵するように指示をすることもわかったといいます。
肥満の人はこのスイッチがうまく機能していない
このことは食事の摂取で過剰な体重増加、絶食で過剰な体重減少が起こらないように体重を適切に調節していることを示しています。
肥満の状況では、このスイッチ状の仕組みがうまく働かず、食事をしても褐色脂肪細胞が増えないのでエネルギーが貯蔵され、結果として体重が増加すると研究者は説明しています。
今回の成果について研究者チームは長年なぞとされていた、何故いつも体内で起こるか基本的なメカニズムを明らかにできたと話すとともに、今後はこのスイッチを阻害する理由をさらに追究したいと伝えています。
(画像はプレスリリースより)

モナシュ大学のプレスリリース
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